“Ingress仙人”はなぜIngressにハマったのか? 「3週間で4キロ痩せた」そのハマりぶりに密着してきた(1/3 ページ)
とりあえず暑かったです。
7月14日にiOS版がリリースされ、最近また盛り上がりを見せている、Googleの位置情報ゲーム「Ingress」(紹介記事)。そんなIngressの“ゲーム実況”を、ゲームクリエイターの飯田和敏さん(@iidakazutoshi)がやるという。面白そうなので遊びに行ってきた。
ねとらぼ 飯田さん、見るたびに風貌が変わりますね。
飯田 うん、3週間で4キロ痩せた。
ねとらぼ ちょっと前は仙人みたいだったって聞きましたよ。
飯田さんは「アクアノートの休日」や「巨人のドシン」、最近だと「モンケン」「KAKEXUN」などで知られるゲーム開発者。iPhone版のリリースをきっかけにIngressにドハマリし、1カ月とたたずにレベル8(現状の最高レベルみたいなもの)に到達、猛暑のなか1日に3万歩以上歩く生活を続け、Facebookでは「久しぶりに飯田さんに会ったら真っ黒に日焼けしてて仙人のようだった」という目撃証言もあったほど。そんな飯田さんが、「Ingressのゲーム実況をやったら面白そう」と言い出したのがそもそもの発端。
少し遅れて、今日のもう1人の参加者、米光一成さん(@yonemitsu)が到着した。パズルゲーム「ぷよぷよ」の生みの親で、飯田さんに誘われてIngressを始めた1人。レベルはまだ4。
米光 今日、外、あっついよ!
飯田 やみくもに歩くと死んじゃうから、ちょっと作戦を立てましょう。
米光 (気温)何度って言ってたっけ。
ねとらぼ 36度だそうです。
米光 四季がなくなったと言われる日本なのに。
飯田 夏だねぇ。
スタート地点は今回の配信機材を提供してくれたUstream Asiaオフィス。場所は銀座のはずれで、とりあえずここからぶらぶらと北上し、銀座→日比谷と抜けて皇居を目指そうということになった。
出発〜最寄りのポータル「手水鉢」へ
Ingressの基本は、街中にある「ポータル」を見つけて占拠すること。ポータル同士はリンク(線)で結ぶことができ、リンクとリンクで三角形を作るとそこが自分たちの陣地になる。プレイヤーは青か緑のどちらかの陣営に属しており、飯田さんと米光さんは青チーム(ちなみにねとらぼ編集部は緑チームでプレイ中)。
とりあえず地図を見ながら、いちばん近くにあるポータルまで行ってみることに。
米光 まずどこにいく?
飯田 (Ingressの画面を見ながら)まずね、あの「てみずばち」ってところにいってみようかなと。
米光 手水鉢、あるね。てみずばちってなにか分かんないけどあるね。
飯田 てみずばちってなんだろうね。
米光 昔使われていた何かの名残とかかな。
どうやら道路の向こうにあるらしいので歩道橋を笑っていく。
米光 飯田さん今年で何歳?
飯田 45です。
米光 おれ50だから、もう歩いてる場合じゃないよ。
飯田 将棋とかクロスワードとかやってる年頃だよ。
そうこうしているうちに、GPS上では手水鉢の近くに到着。
飯田 もう今ハック圏内にあるんだけど、やっぱ実物見たいよね。
米光 見たい。目の前でハックしよう。
目指す手水鉢は歩道橋の下らしい。
飯田 あれだ!
米光 あれか!
ねとらぼ 飯田さん、これ!(傍らにあった説明パネルを指さして) てみずばちじゃなかった。
飯田 「ちょうずばち」だった(笑)
米光 なんか、過去の人が、なんとかかんとかって書いてある。よく分からん!
飯田 米光さんポータルキー(ポータル同士をリンクするためのアイテム)っていうの拾った? オッケー、じゃあ次いこう。
手水鉢はすでに自陣(青チーム)のユーザーが占領していたので、ひとまずここではハッキング(ポータルにアクセスすること。アイテムや経験値がもらえる)だけしておいて次のポータルを目指すことに。
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