「アラサーちゃん」峰なゆかさんのパクリ疑惑について「週刊SPA!」編集部が謝罪 当該作品は読んでおり、“オマージュ”に展開を加えて4コマ化した
現在のところ、峰なゆかさん本人からのコメントはありません。
峰なゆかさんの漫画「アラサーちゃん」の内容の一部が、漫画「きょうのゲイバー」の内容と類似している部分があることを同作の作者・TSUKURUさんが指摘した件で、掲載誌の「週刊SPA!」が11月24日発売号で次のように謝罪しました。
本誌11月3・10日号で掲載した『アラサーちゃん』の「他人の幸せの色は青い」中のセリフの一部が、コミュニティサイト2CHOPOで連載中の漫画『きょうのゲイバー@2CHOPO』に類似していると作者のTSUKURU先生からご指摘をいただきました。当該作品を拝読した峰なゆか先生が、オマージュ的に当該作品を踏まえたうえで、さらに展開を加える形で4コマ化しており、編集部としては新たな作品として成立していると判断いたしましたが、TSUKURU先生に対して配慮を欠き、不快な思いをさせてしまったことを真摯に受け止め、改めてお詫び申し上げます。―― 「週刊SPA!」79ページより
謝罪に至った経緯について
発端となったのは、TSUKURUさんが11月12日にTwitterに投稿した「私はかぶってるではなく、使われたように思います」という指摘。ネタの類似を指摘したあるユーザーのツイートをリツイートした上でのコメントで、「ネタ自体はオリジナル性にかけ、かぶる事はあると思いますが言葉の選びと並び方が3つ一緒で、作為を感じたから」「これはお金を頂いた原稿なので、私個人の問題でない。信用問題にかかわるので声を大にして言いたい。数ある言葉の中から、それが重なって同じくだりでネタになっている事は偶然とは考えづらい」と理由を説明しました。
その後、11月16日に「週刊SPA!」を発行する扶桑社側から連絡があったそうで、「何らかの形で皆様にはご報告出来るかと思います」と説明。11月24日になり、「週刊SPA!」で経緯に関する掲載があったことを発表しました。
Twitterでは、峰さんに対して「未熟な私の漫画をご覧頂いていたことは大変うれしく思っています」と謙虚にコメント。「まだまだ当方は無名な若輩者。引用元が分かる形で使って頂けなかったのは、私の不徳の致すところ、ということなのでしょう。これからも精進いたします」と、あくまでも真摯に対応しました。読者に対しては、「この度は読者の皆様に、御不快の念をおかけしました事と存じます。謹んでお詫び申し上げます」と謝罪しています。
また内容の類似を指摘した際に、あわせて刃物を研ぐイラストも掲載していたTSUKURUさんですが、今回の報告では一連の騒動の収束を意味してか、刃物を鞘(さや)に収めるイラストを掲載しています。
峰なゆかさんは8月にも騒動を起こしていた
峰さんは今年8月、講談社「ハツキス」の漫画「コトコトくどかれ飯」(田所コウ)について「(自身が連載している「女くどき飯」と)設定もタイトルもさすがにパクリすぎなのではないだろうか???」とTwitterでコメント。出版社を巻き込んだ大きな騒ぎを起こしていました(関連記事)。
掲載元の講談社は、「女くどき飯」は作者の実体験を元にした作品だが、「コトコトくどかれ飯」はあくまでもフィクションであり、類似した内容ではないとの考えを主張しましたが、田所さんが連載の終了を申し出る事態にまで発展。両作を読んだ人からは「全然違う」「これをパクリだと言うのは無理がある」といった批判があがっていました。こういった背景から、今回の件で峰さんを批判する声が多くあがっているのは自業自得だとする声も見られました。
また、11月21日には田所さんがTwitterでコメントを発表。自身の騒動を振り返り、あらためて連載の終了は自分のわがままだったことを告げて読者に対して謝罪するとともに、「新人の私が辞めた事がかえってみね先生の印象を悪くしてしまい申し訳なく思っています」「今更ながら、みね先生の漫画を読ませて頂いたのですが、とっても面白いです!」とコメント。「自分も次の漫画の事を考えながら楽しくやってます」と現状を報告しています。
なお、今回の件について、峰さん本人からのコメントは確認できていません(11月24日17時現在)。
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