「Base Ball Bear」の湯浅将平が脱退 メンバー・スタッフも納得できないまま
今後は、3人で音楽活動を続けていく。
ロックバンド「Base Ball Bear」のオフィシャルサイトで、湯浅将平さんの脱退が発表されました。今年は、バンドにとって結成15周年&デビュー10周年の記念すべき年。
湯浅さんは2月中旬、制作作業を予定していたスタジオに現れず、以降も連絡がとれない状態に。その後、第三者を通じて連絡をとることができたものの、「今後Base Ball Bearでの活動を続けることができない」旨の意思表示をしたとのことです。
2月27日に開催されたチャットモンチーの「こなそんフェス」では、体調不良を理由に出演しなかった湯浅さんの代わりに、「the telephones」の石毛輝さんがサポートメンバーとして出演していました。3月5日から始まるツアー「LIVE BY THE C2」と、4月30日開催の「日比谷ノンフィクションV〜LIVE BY THE C2〜」では、元「DOPING PANDA」のフルカワユタカさんをサポートに迎えて開催するとしています。
今後も現行のメンバーで音楽活動は続けていくとのことですが、「一番近くにいるメンバー・スタッフでさえも、まだ全ては納得できていない状況」と、突然の脱退を受け入れられていない心情もつづられています。
小出祐介さんのコメント
今回のことで、ファンの皆様には沢山のご心配をおかけしてしまいまして、大変申し訳ございません。
14才の時にギターがきっかけで友達になり、
それから人生の半分以上を共にしてきた湯浅がバンドを去ってしまうのはとても残念ですし、
彼からギターを取ったら何が残るのか、正直、わかりません。
友人としてはせめて、これからもギターだけはやめないでいて欲しいなと思います。
感情表現も意思表示もクソ下手だから、ギター弾きでもしなきゃ何もわかんねーよ。
今までどうもありがとう。
バンドはこれからも続けていきます。
この4人というルールを強く持っていた僕らでしたが、
今は、あの4人では表現できなかったことに挑戦していきたいという気持ちでいます。
長年乗ってきた船を乗り換えるというような状況ではありますが、
この逆境をバネにしてこそ、音楽ではないでしょうか。
Base Ball Bearは臆さず変化し続けてきたバンドです。
これからも変化し続け、そして、面白い作品を作り続けていきます。
まずは、3月5日からのツアーで皆様をお待ちしております。
今後ともBase Ball Bearを宜しくお願い致します。
堀之内大介さんのコメント
4人で20年、30年とバンドを続けていけると信じてやってきたので、とても悔しいです。
日頃から将平含め4人でいるのが当たり前だったので、
彼のいない現場は何とも言えないものがあります。
15年一緒に続けてきたバンドで突然このようなことが起こってしまったことが
理解出来ませんし、怒りすら感じています。それが正直な気持ちです。
ただ、彼が決めたことであり、僕ら3人も待っていてくれる人たちのことを考えると、
Base Ball Bearの活動を止めたくありませんでしたし、
バンドをこれからもずっと続けていきたいという気持ちは消えていません。
これからも新しい曲を作り続け、ライブをして音楽で納得してもらえるように、
より一層本気で頑張っていきますので、何卒よろしくお願い致します。
関根史織さんのコメント
突然こんなことになってしまい、当初は大変困惑しました。
それでも、近々にライブが控えていたわたしたちは、色々なことを決断しなくてはなりませんでした。
わたしたちはメンバー4人だけで演奏するということをルールとしてきました。
わたしはそのルールがとても好きで、このバンドにおいては
4人で演奏するということを何より大切にしたいと思っていました。
誰かが抜ける時のことは、考えた事もありませんでした。
大切なものが崩れて、不安でした。
でも、わたしはどうしてもBase Ball Bearを続けたいと思いました。
そこに関して迷いはなく、こいちゃんも、ほりくんも、同じ気持ちでした。
なぜならBase Ball Bearとしてやりたいことはまだたくさんあって、
それを貪欲に追い求めていけば、まだまだ面白いものが出来ると思っているからです。
わたしにとってはそのことが救いでもあります。
だからBase Ball Bearを続けることを、3人で決意しました。
これまでBase Ball Bearの音楽を聴いてきて下さった方々にも、
これからのBase Ball Bearの音楽を面白いと思ってもらえるよう、真摯に頑張っていこうと思います。
これからも、Base Ball Bearをどうぞよろしくお願い致します。
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