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» 2016年04月29日 15時38分 UPDATE

ニコニコ超会議2016:やっぱり超会議号は寝台ですよ!――2年ぶりの夜行列車はやっぱりアツかった

萌えるよ583系やっぱり萌える電車寝台。

[作倉瑞歩,ねとらぼ]

大阪発海浜幕張行きの寝台列車が走る

 今年もやってまいりました「ニコニコ超会議」。幕張メッセを全部使って行うこのイベントを楽しみにしている方も多いと思いますが、テツ的にニコニコ超会議といえばやっぱり、これに合わせて走る「ニコニコ超会議号」なんですよ! 第1回の開催から寝台列車として走ってきたニコニコ超会議号ですが、2015年の超会議号は昼間のミステリートレインに。皆勤賞の私としてはもちろん乗ったのですが、どうも消化不良な感じは否めませんでした。北斗星が去り、カシオペアまで一時撤退した現状では、客車寝台は走らせないという大人の事情も垣間見えます。

 しかし今年は違いますよ! ほら(バンバン)! 583系ですよ(バンバン)! そうですよその手があったんですよ! さすが向谷さん。現状寝台車として走ることができるのは、復活が予定されているカシオペアは別として、サンライズ瀬戸・出雲のほか、秋田にわずか6両が残るだけの583系。主に団体のイベント列車として走っている583系ですが、これほどうってつけの車両はありません。やったねニコニコ超会議!

 しかもですよ。しかも。今年は東海道線を走るんですよ! これまでの寝台列車版ニコニコ超会議号は、大阪を出発したあと湖西線を回って北陸本線に入り、そのまま北上して長岡まで至り、ひっくり返って上越線経由で上野までというルートでした。もちろんこのルートでもいいんですけど、大阪から東京行きなら、やっぱり東海道を通らないとね! 向谷さんいわく「この交渉には1年かかった」そうですが、さすがというべきでしょう。ニコニコ超会議の発表会でこの情報が明らかになったときには、思わずガッツポーズが出ましたよ。ありがとうJR東海さん! そんでもってこんな状況だからか、売り出された切符は4分程度で売り切れるという“瞬殺”だったそうです。

 というわけで大阪に集合です。大阪駅11番ホーム20時11分入線。20時20分発です。いつもの通り入線シーンからご覧いただきましょう。


 ムービーだと白く飛んじゃってますが、ヘッドマークの所は「臨時」となってました。せっかくならなんか作ってくれてもよかったのになあとは思いますが、機関車に付けるヘッドマークとは異なり、作るのが大変だったんでしょうか。列車脇の表示は「団体」でした。編成は以下の通りです。

(大阪)クハネ583 8(1号車)→モハネ582 106(2号車)→モハネ583 106(3号車)→モハネ582 100(4号車)→モハネ583 100(5号車)→クハネ583 17(6号車)(東京)

超会議号 最後部の1号車であるクハネ583 8。ヘッドマークは「臨時」

超会議号 側面の表示は「団体」

超会議号

超会議号 ホームには撮り鉄の皆さんが集まってました

 ここで、583系を知らない方のためにちょっと解説をしておきましょう。583系とは、三段式の電車寝台車。昭和30年代後半の輸送量増大の需要に応えるため、昼間は普通の特急、夜には寝台車として活用できるように設計されているのが特徴となっています。これまでのニコニコ超会議号で使われていた客車寝台は2段式ですので、それに比べると天地がちょっと狭い感じ。あと、客車ですと通路が車両の脇にあって、それに寝台が並ぶ構図ですが、583系の場合は真ん中に通路があって、その両側に寝台が配置されています。

 つまり通常の団体列車ですと、両側に三段寝台が並ぶわけですが、今回のニコニコ超会議号は、片側のみ寝台にして、もう片方は座席仕様。定員の半分しか入れないぜいたくな感じになってました。こんな配置をするのも滅多にないことです。驚くばかりですよ超会議号。

超会議号 つまりこんな感じです

超会議号 ちなみにモハネ582には車両の両端にパンタグラフがあり、その部分は三段でなく二段寝台になっています。かなりお得な感じ

では出発進行!

 ニコニコ超会議号は定刻通り20時20分に出発しました。ここからは写真で車内の雰囲気をお届けしましょう。

超会議号 上段に収まる向谷さん

超会議号 京都駅にて。集まっているファンを撮影するSUPER BELL"Zの野月貴弘さん。その手前はホリプロのマネージャー南田裕介さんです

超会議号 向谷さんが車内にアナウンス。「あとで回るので、飲み物のご提供を歓迎します!」。やっぱビールですか向谷さん

超会議号 野月さんも車内アナウンス。「途中で5号車を切り離します」って、そんなことできませんってば!

 はい出てきました5号車。5号車っていうのはですね。これまで運行してきたニコニコ超会議号のカオスを一手に引き受けている空間なんです(関連記事)。まったく寝る気がありません! と言わんばかりに寝台に広げられたNゲージのレイアウト、そしてプラレールたち。果たして今年はどうなっているのか……。

超会議号 発車してしばらく経ってから、向谷さんが乗車してきた人たちの間を回ります。今回は乗車票がプレゼントされました

超会議号 乗車票には野月さんがハサミを入れます

超会議号 ついでに南田さんもハサミを入れます

超会議号 はい、プラレールありました。でもまだ3号車です

超会議号 はい5号車に到着しましたー。その歴史が描かれています

超会議号 はいNゲージ並んでますー

超会議号 583系はもちろん走ってますー

超会議号 Nゲージだけでなく、ひとまわり大きいHOゲージまで並んでましたー

超会議号 こっちは立体交差してますー

超会議号 向谷さんもHOゲージには感心してました

超会議号 なんとファンから感謝状を渡されるシーンも

超会議号 やっぱりビールですよね向谷さん

 恒例のNゲージ走行もご覧いただきましょう。そして超会議号の夜は更けていくのでした。

え。こんな所を通るんだね

超会議号 参加者に配られた列車時刻表

 今回の超会議号での楽しみのひとつとして、「普段は走らないところを走る」ということがあります。東海道線を通って海浜幕張に至るにはさまざまなルートが考えられるわけです。りんかい線を通ってそのまま京葉線になだれ込むのではというウワサもありましたけれども、結論として通ったのは東海道線から東海道貨物→武蔵野貨物→武蔵野線→京葉線で海浜幕張に着くといったものでした。りんかい線通ってほしかったなあ。でもま、無理なんだろうなあ……。ちょっとだけ残念です。

超会議号 東海道貨物を通ります。相模貨物駅を通過。奥に見えるのは多分DE10

超会議号 参加者に配られた朝ご飯。鯛飯です

超会議号 ご飯の上には鯛のほぐし身がぎっしり。私にはちょっと甘めだったので、漬け物とかわさび漬けと食べるとおいしかったです

超会議号 鶴見駅あたり。いるよ撮ってるのが

超会議号 多摩川の河川敷。いるいる

超会議号 貨物線を通るので、途中でいろいろな機関車とすれ違いました。これはEF66 100番台

超会議号 こっちはEF65 2000番台

超会議号 「団体」と表示のある185系とすれ違いました。人は乗ってなかったので回送かな?

超会議号 越谷レイクタウンの手前。筑波山が見えました。もうすぐ千葉県に入ります

 長かった旅ももう終わり。武蔵野線をまわり、二俣新町から京葉線に入ってしまえばもう終着駅の海浜幕張は目の前です。10時12分、無事海浜幕張に到着しました。

超会議号 今回の全行程。こんなルートを通ってきました

超会議号 1号車に乗ったスタッフとともに記念撮影

超会議号 海浜幕張では大歓迎を受けました

 ああ終わってしまった。終わってしまったよ超会議号。出発して14時間あまり。いつも思うんだけど、気づいてしまえばあっという間なんだよなあ。始まりがあれば終わりもある。当たり前のことだけどなんか寂しい。来年もニコニコ超会議号は走ってくれると信じていますが、どのような形で運行されるのやら。皆勤賞の私としては、来年もぜひとも乗りたいところ。今度はどんなサプライズが待っているのか。今から楽しみにしています。

(作倉瑞歩)

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