Twitterの投稿文字数制限が緩和決定 ユーザー名や添付画像がノーカウントに
リツイートのルール変更も含め、数カ月以内に適用される。
Twitterが投稿文字数制限の緩和を決定しました。140文字の制限はそのままに、ユーザー名や添付画像を投稿文字数から除外し、記述の自由度を高める施策です。以下、仕様変更について個々に解説します。
変更点1:返信ツイートが文字数カウントから除外
誰かのツイートに対し返信する場合は、従来は文頭に「@ユーザー名」が表示されますが、仕様変更後はこのときのユーザー名が入力文字数に含まれなくなります。複数のユーザーにリプライを送るときでも、多くのメッセージを記入できて便利になるでしょう(※初掲載時、「@ユーザー名」を記入する、と表記していましたが、「@ユーザー名」が表示される、と改めました)。
なお変更後、返信ツイート内の@ユーザー名は見えなくなります。それでも公開範囲は現状のままで、元ツイートの送信者と返信者、及び双方のフォロワーのタイムラインのみに表示。また、ユーザー名で検索した場合も、該当ツイートは検索結果に表示されます。
変更点2:画像や引用ツイートもカウントされなくなる
画像や動画の添付や、投票や引用ツイートをした場合、現状では24文字分の投稿としてカウントされます。これらは仕様変更によりノーカウントとなり、以降は添付や引用を含むツイートでも、テキストをこれまでより多く入力できるようになります。
変更点3:自身の発言も引用しやすく
自分のアカウントのツイートにもリツイートボタンが表示され、使用可能に。これにより、自身の過去の発言が引用しやすくなります。この場合も、引用部分は文字数にカウントされません。
変更点4:「. @ユーザー名」の「.」が不要に
現状では誰かへ宛ててツイートするときに「.@(ユーザー名)」と、「.」などを頭に入力すると、全フォロワーのタイムラインに公開されるようになっています。このルールは不慣れな人には分かりにくいことから、「.」抜きで@ユーザー名でツイートを始めた場合でも全フォロワーのタイムラインに公開されるようになります。ただし変更点1で述べたように、特定のツイートに対する返信ツイートの場合は、これまで通り限られた範囲での公開となります。
まとめ:テキストの足かせとなる要素を除外して本来の"140文字"がほぼ書けるように
以上の変更は、数カ月以内に実施されるとのこと。文字数制限緩和のうわさは以前からささやかれており、今回はその一部が実現したことになります。文字数制限の是非は意見が分かれるところですが、制限があるからこそ、文章を整理して発言するよう努めるユーザーがいることも事実です。書ける文字数を単純に増やすのではなく、テキストの足かせとなる要素を除外することで、より多く書けるようにする判断は、妥当なのではないでしょうか。
(沓澤真二)
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