やしろあずきの調査―― 今の若者ってSNSをどう使ってるの? インタビューから見えた光と闇(女子高生編)(1/3 ページ)
中高生のころにSNSがなくて本当によかった……。
こんにちは、やしろあずきです。
今回の調査は前回の記事の続きとなりますので、前回の記事を読んでいない方がいましたらこちらからよろしくどうぞ。
……さて、前回は高校時代にSNSを使用していた男女に話を聞きましたが、LINEグループによるスクールカーストやTwitterアカウントの用途別の使い方、それによって生じるトラブルなど、さまざまなことを聞くことができました。
いずれも学生時代にSNSが今ほど流行していなかった世代にとっては未知なる文化であり、僕は心から「高校時代にSNSがはやってなくてよかった〜」と感じたのですが……。
高校時代からSNSを使い始めた人でもこんな強烈な経験をしてるということを知り、僕はこう思いました。
中学時代からスマホを持ってた世代はもっと強烈な体験をしてるんじゃない?
と、いうわけで後編です!
後編でインタビューするのは「中学時代からスマホを使いこなしていた現役女子高生2人」!!!
中学からスマホを使いこなしていた世代は、果たして学校生活においてSNSをどう駆使していたのか……。若者のSNSの光と闇を徹底的に聞き出しました!!
待ち合わせ
さて、今回取材する2人は現役高校生、つまり未成年です。取材中に突然痴漢と叫ばれたら負けるのは僕です。今日で僕の漫画家、ライター人生が終わるかもしれないと緊張しつつ待ち合わせ場所にやってきたのですが……。
「ふう……緊張するな、もうそろそろ集合時間なんだけど……」
「あっ! まず1人目はあの人かな……? ん……? あれ……?」
「…………?」
「初めまして!! 今回はよろしくお願いします! こちら母親です!」
「どうも、母親です」
「親連れてきやがった!!!! ぎゃああああああ!!!」
「あああああ! すいません! あやしいものじゃなく……取材で……つ、通報せんといて……!!」
「違います違います!!! 実は母もやしろさんのファンで……! 今日お会いするって言ったら『私も行きたい!』って……」
「えっ」
なんか親子でいつもTwitter見てくれてる人でした。めちゃくちゃうれしい。死ぬかと思ったけど。
……というわけで、もう1人の女子高生とも合流して取材開始です。お母様はなんか買い物があるとかでどこかへ旅立ってしました。もっと話したかった。
もう1人の女子高生とも合流して取材開始。
もう1人の子はなんか友達にバレると面倒なことになるそうで、過度な編集を施したところソシャゲとかに出てくる敵っぽくなったけど気にしないでください。
「では、本日はよろしくお願いします! 2人とも高校生ですよね。あ、ちょっと記事上では名前を呼びづらいので、前回同様名前を付けさせていただきます」
「はい! 高校3年です。よろしくお願いします」
「若い」
「高校1年です。よろしくお願いします」
「若っ!!! ついこの間まで中学生だったのか……この取材やばいな、少しでもトチると逮捕もありうるわ」
「あ、携帯はワンボタンで警察につながるようになってます」
「何!? なんでだよ! やめろ!!」
SNSをはじめたのは?
「では本題に……まずSNSを使いだしたのっていつごろから? どんなSNSをやってる?」
「最初にSNSを触ったのは中1ですね。中1の最後あたりにスマホを買ってもらったので……やってたのは、Twitter、Facebook、LINE、インスタグラムですかね」
「大体やってる、というか中1でスマホかぁ……良いなぁ」
「小学5、6年ではスマホ使ってる子もちらほらいましたよ」
「怖い」
「私は高1からなんですよね、ごめんなさい……中学の時は校則で禁止されてて」
「校則で禁止されてたんだ、そういう学校もあるんだなぁ……。SNSを通じた事件とかイジメが報道されることも最近多いから、気にしてるのかなぁ」
「それでもみんなやってましたけどね、スマホ持ってる子も多かったですし……。私は高校からTwitterとLINE、Facebookなどをやり始めました」
「なるほど……禁止されてはいたけど大半の子はSNSをやってたんだ。周りがSNSをやってて自分だけやってないと、話に入れなかったりはしないの?」
「私はほかの話題とかで盛り上がってたし特にそういうのはなかったですね。ただ、姉はみんなTwitterにハマってる中、1人やってなかったので、全然話に入れなかったこともあるみたいです」
「なるほど、その話題だけで盛り上がられちゃうとやってない人は入る隙もないもんな……」
「……ところで、みんなmixiはやってなかったの?
「え?」
「何ですかそれ?」
「サンシャイン牧場のプロとして涙が出てきた」
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