週刊ダイヤモンド報道の京山“産地偽装米” 農林水産省が立入検査を実施し偽装の事実を確認できなかったと発表
京山も自主的に詳細な調査報告書を掲載。
2月13日に週刊ダイヤモンドが掲載した、米卸の京山(きょうざん)が産地偽装を行っているとする記事について(関連記事)、農林水産省が立入検査の結果を発表しました。「米トレーサビリティー法」に基づき現存する取引の記録等による検証を行ったところ、外国産米の混入が疑われるような点は確認されず、産地情報の伝達義務に抵触する行為を行った事実は確認されなかったとしています。
週刊ダイヤモンドが掲載したのは「『JAのコメ』に産地偽装の疑い、魚沼産に中国産混入」というもので、京山の販売する複数の米で産地偽装が行われていると掲載。産地判別において実績がある同位体研究所に調査を依頼したところ、10粒中6粒が中国産の米であった商品が見つかったとしています。この比率から、“意図せざる”混入ではないと断定しました。
しかしこの記事を受けて京山は、現在農水省への調査の依頼と、損害賠償と名誉回復の措置を求めた刑事告訴を行うと発表。4カ月半が経過した本日になり、農林水産省が立入検査を実施した結果を公表するに至りました。
発表によると、京山とその子会社の仕入先・販売先の取引業者に対し、米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律(米トレーサビリティー法)第10条に基づく立入検査を実施。通例では検査結果の発表は悪質性が高い違反が確認された場合のみですが、この件は国会で複数回にわたり立入検査結果の公表を求められるなど、社会的関心が高いこと等を踏まえ、立入検査結果の公表が行われました。
立入検査では、「京山の仕入れ」には京山と仕入先業者双方の記録等を取引ごとに突き合わせ、「京山の販売」については京山と販売先業者双方の記録等を取引ごとに突き合わせることで検証。さらに、外国産米が混入している疑いなどの報道がされた平成28年(2016年)産の国産米4品種について国内の米生産者から集荷されたものであることを確認し、米の仕入れから精米の袋詰めに至るまでの工程の検証が行われました。
以上の検証の結果、平成24年以降の京山の外国産米の仕入・販売に関し疑わしい点や平成28年産の国産米4品種に外国産米の混入が疑われるような点は確認されなかったとしています。
また、京山自身も公式サイトで5月23日に「中国産米混入疑惑に関する一連の報告について(第14報)」を公開しており、非常に詳細な調査結果の報告を掲載しています。同報告書では、産地偽装が疑われた商品について3つの検査機関に提出したところ、全て国産コシヒカリと判別されたとしています。また、週刊ダイヤモンドの記事による実損害額は、10億円を超える可能性があるとのこと。
関連記事
- JA京都がダイヤモンド社を提訴 国産コシヒカリの産地偽装疑惑に反発
米卸の京山も提訴しており、総額4400万円の損害賠償を請求。 - 米卸の京山が週刊ダイヤモンドを刑事告訴へ 産地偽装記事で
「10粒中6粒が中国産」とする記事。 - バター不足は仕組まれたものだった? 「ガイアの夜明け」放送内容にホクレンが反論「誤解を与える内容」
誤解を与える編集になっていた……? - 「野菜と果物の区別」論争に終止符を打つ!
どっちでもいいとか言わない。 - 宴会では7皿に1皿が食べ残し 農林水産省が飲食店等での「食べ残し」について注意喚起
廃棄される「食品ロス」を減らすため、外食での食べきりを促しています。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
-
パパに笑顔を見せる4カ月の赤ちゃん、ママの顔を見ると…… あるあるな反応に「なんで?!」「ママをすごく信頼してる証拠」とさまざまな声集まる
-
スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
-
小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
-
巨大ウサギのデカさを伝えるため、2Lペットボトルを横に置いてみたら…… 衝撃の比較結果に「えっ、500mlじゃないんですか」「マジで大きい」
-
元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
-
実写「シティーハンター」、最後まで見るとあるはずの仕様がない配慮「わかってる」「粋なはからい」「いい判断」
-
身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
-
クッションカバーの驚きのリメーク術に「発想が天才の域」「この手があったか……」 見た事ないかわいいアイテムに称賛止まらず
-
食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
- 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
- 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
- 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
- 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
- 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
- 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
- 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
- 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
- フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
- 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
- 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」