「婚活は営業と一緒。アポ取って週5で会いまくった」 マンガ『合理的な婚活』著者インタビュー(2)
「婚活まじかよ。困ってる人全員始めるべきだな!!!」
Webコミックサイト「スピネル」で連載中の『合理的な婚活 〜DINKsを本気で目指すおたくの実録婚活漫画〜』。SNSで話題を集めている本作について、著者の横嶋じゃのめ先生にインタビューしました。漫画本編もあわせて掲載します。
漫画『合理的な婚活』とは?
「子どもは持たない」「家計は別々」「できれば同居もしたくない」という条件付きでの理想の結婚を目指すべく、マッチングアプリを使ってできるだけ効率的に婚活を進めていこうとする、営業系おたく女のガチ婚活レポ漫画。
著者プロフィール:横嶋じゃのめ
1987年生まれ。雑誌の広告営業をしながら趣味の同人漫画を描いている。三度の飯よりBLが好き。
横嶋じゃのめ先生インタビュー(2)
(前回からの続き)
――2話にはマッチングアプリを使った具体的な婚活の進め方が出てきますね。
最初はアプリ用のプロフィール写真を撮るだけで吐きそうになります。今からしたら最初のハードルだったんですが、誰でもそうなんじゃないかと思います。「自分を良く見せるための写真を選ぶ」という行為だけできつい。
今私は30歳なんですけど、その下の25歳くらいまでは、自撮りの良い写真を持ってるんですよ。でもわれわれはない。コスプレとかしてない限り、あまりおたくは持ってないと思います。“盛る”アプリとかもスマホに入ってないので。
それで、最初は飲み会で撮った適当な写真で登録したんですけど、初めて会った人がいきなり良い人で。これだったらプロフ写真を磨いたらもっと良い人が来るかもしれないと思って、自撮りを頑張りました。
――婚活を始めて1年とのことですが、今までに何人くらいと会いましたか?
26〜27人くらいですね。最初にどばーーーって会ったんですけど、最後の4カ月は某アニメ映画にめちゃくちゃハマって婚活そっちのけで毎日映画館に通っていました。婚活で会った人をその映画に連れていったり。でも、最初の頃はほんとに週5で違う人と会ってました。
――漫画の中にも出てきますね。水曜夜がアニメ視聴の日で、それ以外の日曜〜金曜までは毎日誰かと会っていたと。
いや、でもこれは真似しないほうがいいですね。最初はいろいろな人と会えるのがおもしろくて、どんどんアポを入れてたんですけど、途中で「待て待て、これ精度上がってなくない?」って気が付いて、結局やめました。
――作中で「アポを取って会いまくるのは営業と一緒」と描かれていましたが、逆に婚活と営業で違うところは?
うーん……営業に終始似ていて、自分のことで言えば、結局婚活で出た課題が、普段の仕事である営業の課題でもあった、という感じです。具体的に言うと見切りの早さなんですけど。脈がなさそうだなと思うと急に訪問しなくなる、みたいな。営業も腰を据えた提案とかすごく苦手で、めっちゃプレイスタイルが出てます。
――逆にご自身の強いところはどこでしょう?
出たとこ勝負は死ぬほど得意ですね。パッて行ってバッと風呂敷広げてドンッて一発目決めてくるのは得意なんですけど、そこからのリピートは苦手という。
婚活はほんとに仕事と同じで、PDCA(※)を高速で回すことばかり考えてました。でも、実は最近それは違うんじゃないかということに気付かされまして……。今後、漫画の中でそのあたりを描きたいと思ってます。
※PDCA:Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)のこと。これを繰り返すことにより、業務の継続的な改善を図る
<(3)に続く>
関連記事
- 「引かないガチャは当たらないんです!」 マンガ『合理的な婚活』横嶋じゃのめ先生インタビュー(1)
効率を追い求めた婚活の先には何がある? - 今日は夫婦一緒にどこにも行かないで「ゴロゴロ……しよ?」 マンガ『お酒は夫婦になってから』から「みかんブリーゼ」
酔ってちょっとわがまましちゃう妻、かわいすぎでは……。 - 「お兄ちゃんこの人戯れてる!!」好きと迫る同級生とブラコン妹の板挟みマンガ『徒然チルドレン』から『お兄ちゃんの彼女』
(寄ってくる女の子を)フレー!フレー!お・に・い・ちゃん! - 【緊急】「ど根性ガエルの娘」18話がヤバイ 作者がアレしてたり、出版事情のアレが見えて……
15話はネット中が騒然となりましたが、実はその後もかなりヤバかった。 - 【マンガ】リュックについている「ブタの鼻」の正体は?
「ブタ鼻」でいいよ、もう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
高校生のときに出会った“同級生カップル”→「親に頼らん!」と必死に貯金して…… 19年後、現在の姿に反響
-
大野智さん巡る悪質“逮捕デマ”巡りSTARTO社が発信者情報開示請求 「株式会社嵐」代表は「一呼吸おいてよく考えて」と心境吐露
-
“自分を醜い”と感じてきた49歳女性が…… “別人級の大変身”に感動 「衝撃的だった」「信じられない」
-
普通の折り紙1枚を、パタパタ折っていくと…… プレゼントにぴったりな美しいアイテム完成に「すげぇつくりたい」「かわいい」
-
大谷翔平、“消防士たちとの5枚のショット”に反響 「どの消防士より屈強」「これは期待の新人」
-
手芸で余った大量のハギレ → あまさず活用する“驚きの方法”に反響 「ナイスアイデア」「考えたこともなかった」
-
「許されると思ってんの?」 スマホのアラームを設定→翌朝…… “絶望の通知内容”が430万表示 「ほんとこれ」
-
「死ぬほど笑ったw」 “ほろよい”限定デザイン → 人気ゲームの“例のロゴ”に見えると話題に まさかの公式も反応「ほろよい うま」 投稿者に話を聞いた
-
“部屋が汚すぎて”彼氏に振られた女性→1人孤独に片付けを続け、600日後…… まさかの光景に「感動しました」
-
母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
- DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
- 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議
- スーパーで買った半玉キャベツの芯を植え、5カ月育てたら…… 農家も驚く想像以上の結末が1300万再生「凄い」「感動した」
- 東京藝大卒業生が油性マジックでサンタを描いたら? 10分で完成したとんでもない力作に「脱帽です」「本当にすごい人」
- 定年退職の日、妻に感謝のライン → 返ってきた“言葉”が約200万表示 大反響から7カ月たった“現在の生活”を聞いた
- 【ヤフオク】“3万円”で購入した100枚の着物帯 →現役着付師が開封すると…… “まさかの中身”に驚き
- 「立体的に円柱を描きなさい」→中1の“斜め上の解答”に反響「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」 投稿者に話を聞いた
- 「すんごい笑った」 “干支を覚えにくい原因”を視覚化したイラストが勢いありすぎで1700万表示の人気 「確かにリズム全然違う!」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
- 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
- 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
- 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
- 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
- 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議