死神「命を粗末にしてはいけません!!」 心の限界を迎えた社会人を救う死神の漫画に「心に刺さる」「涙が止まらない」

魂を刈る死神による、魂を輝かせるためのお言葉。

» 2018年05月07日 20時00分 公開
[宮原れいねとらぼ]

 「毎日ツラいことを我慢している人に読んで欲しい」と投稿された、死神が社会人の命を救う漫画がTwitterで「心に刺さる」「涙がでた」と話題になっています



 登場するのは、「あ、今死ねば会社行かなくていいじゃん」と考えるほど限界を迎えた社会人2年目の女性。思うまま駅のホームで飛び込み自殺をしようとしますが、そこで「命を粗末にしてはいけません!!」と彼女の腕を引いたのは、“死”そのものともいえる死神でした。セリフと自己紹介だけでここまで矛盾を感じさせる存在も珍しい……。


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 理由を聞く彼女に死神は、「魂は長く研鑽(けんさん)され熟成されてこそ価値が出ます」とワインに例えて、まだ彼女の魂は若すぎると説明。それに対して「毎日毎日頑張って我慢してきた」とこれまでのつらい日々を吐露して自分は無価値ではないと否定しようとする彼女に、死神は「人間は毎日頑張ってはダメなんですよ」と声を大にして言います。


命を救った 死神 社会人 ツラい 我慢 自殺 漫画 頑張って耐える日々を過ごしてきた彼女

命を救った 死神 社会人 ツラい 我慢 自殺 漫画 それに対して「5割の力でいい」と死神

 頑張ることも必要だが、毎日続けたら壊れる。人生はマラソンで、日々の生活では5割の力でいいと語る死神は、彼女の頑張り屋なところを認めつつ「その頑張りを耐えることに使ってはいけない」と伝え、自身の魂が輝ける場所を探すために頑張るよう告げて消えるのでした。ある意味で死神だからこその説得力のある言葉がかっこいい……!


命を救った 死神 社会人 ツラい 我慢 自殺 漫画 まさかのアフターケア……!

 投稿したのは、これまでにも「魔王がブラック企業の社長になった漫画」(関連記事)や「新人教育マニュアル」を漫画で描いて話題になった(関連記事)、サラリーマン漫画家のベニガシラ(@poppoyakiya)さん。

 Twitterでは同漫画で死神が語った言葉に「すごい」「大事」と共感する声から、「涙が止まらない」「毎日頑張らなくていいんだ…」と心に染みるという声が上がり、9万近いリツイートと18万を超えるいいねが集まるなど人気を集めています。

 ちなみに漫画のオチでは転職サイトまで紹介するなど、“アフターケア”もバッチリしてくれる死神さんですが、後日には会社を辞めることにした女性を描く第2話も公開。一度決めたものの怖くなった彼女に対し、「理不尽に慣れることを安心とは言わないんです」と未知へと踏み込む勇気を持つよう伝え、決意して退職願を出すまでが描かれます。死神さんが隣にいることの心強さがハンパなかった……。

「命を救った死神」第2話


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 さらに退職して焦る彼女を「夏だ! 海だ! 死神だ!」と海に誘って、「心が不安定だと安心したくて安易な道を選びたがる」人間に待っている“罠”を教えてくれる第3話に、だらだら過ごす彼女を注意して朝ご飯まで作ってくれる死神さんが描かれる第4話と、不定期で続編が投稿されています。イケメンだと思ったらオカンでもあった死神の良い人感すごい。

 まだ続きも予定されているとのことで、心を病むほど追い詰められていた彼女が死神の言葉を胸に“輝ける場所”にたどり着けるのか、またそのアフターケアはどこまでなのか、なども気になるところです。なお作品はモーメントでもまとめて読むことができますよ!

「命を救った死神」第3話


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画像提供:ベニガシラ(@poppoyakiya)さん



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