コラム
» 2018年11月29日 11時00分 公開

【マンガ】「下さい」「ください」は意味が違うって本当なの?

話すときは区別つかない気がするんですが……。

[ねとらぼ]

 「下さい」「ください」は意味が違う。「下さい」は「give」、「ください」は「please」―― そんな説明を聞いたことはありませんか?

 同じ言葉でも漢字を使うか、使わないかで意味が変わるとは何とも不思議な話ですが、一体これ本当なんです?

解説

 ネット上を調べると、「クダサイ」の意味についてこんな解説が見つかります。

  • 「下さい」は「くれ」の尊敬・丁寧表現
  • 「ください」は「〜してください」という尊敬・丁寧表現

 「漢字を使うかどうか意味・用法が変わる」とも解釈できますが、実際には「言葉の意味・用法に応じて、漢字を使うかどうかを分けるルールがある(公用文、新聞など)」ということ。

 例えば、「大辞林」(第三版)では「下さい」「ください」を区別することなく掲載。動詞「下さる」の命令形で、「くれ」「〜してください」という2つの意味・用法があるとされています。

 平成22(2010)年11月30日に告示された「常用漢字表」には「下さる」という用例が見られる一方、同日、行政機関向けに発出された「公用文における漢字使用等について」では、「原則として、仮名で書く」語句の例として「問題点を話して【ください】」が挙げられています。これに従うと、確かに「〜してください(please)」のときだけ、「ください」と平仮名で書くことになります。

 こういったことから「行政機関や新聞社は、『下さい』『ください』を使い分けて文章を書いている」といわれていますが、筆者が調べた限り、そこまで厳密に運用されているわけではないもよう。例えば、1つの文書のなかで「ご記入下さい」「ご記入ください」のように両方使われているケースも散見されます。……まあ、どっちで書いても意味は変わりませんしね。

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