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秋田港の「うどんそば自販機」、営業終了を惜しんで並ぶ客への店主の気づかいにほっこり 最終日には生放送も

3月31日が最終日。連日、名残を惜しむ人が訪れている。

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 秋田港近くの船舶食料商「佐原商店」が3月いっぱいで閉店するのに伴い、昭和レトロな「うどんそば自販機」も撤去されることになり、連日連夜名残を惜しむ人々により列ができている。そのため、お湯がすぐなくなりさらに列が伸びることに。それを心苦しく思った店主が自販機に掲示した「ひとり言」がまだ肌寒い中並ぶ人々をほっこりさせている。

秋田のうどんそば自販機 (写真は3月17日現在のもの)

秋田のうどんそば自販機

俺のひとり言

お客さん待たへて申し訳ね。

俺も年だし湯っこわくまで時間かかるけど

だども寝ねで頑張っているんだ。

やっと湯っこわでも12食くらいしかないもの。

遠くからうどん食に来た人、

気つけで帰ってけれな!

おっとと車トラック入るがら気をつけてけれ。

あ〜今日も寝られねー。


秋田のうどんそば自販機

 同型の自販機はすでに製造中止となっており、現在稼働しているものも中古を引き取った4代目にあたる。給湯の関係で、12食売れると30分から50分待たなければならない。閉店が決まってからは自販機を懐かしむ常連や報道で知った遠方からの客が押し寄せ、店主は昼夜問わず対応に追われている。

 営業終了後は商店近くの道の駅「あきた港」に移設されることが決まっており、メンテナンス後に場所を移しての営業再開を予定している(関連記事)が、この場所だからよかったというファンも少なからずいる。最終日となる31日にはNHKの「おはよう日本」で生中継されることも告知されている。ひと目見ておきたいという人々が増えそうだ。

(写真提供:加賀谷満里子さん)

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