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私営雑誌図書館「六月社」が6月10日に閉館 約10万冊の蔵書に焼却処分の危機

閉館は10年前から検討しており、会員に対しては4月時点で閉館を告知していたという。

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 東京都新宿にある私営の雑誌図書館「六月社」(ろくがつしゃ)が10日で閉館することが分かった。六月社に取材したところ、閉館は10年前から検討しており、会員に対しては4月時点で閉館を告知していたという。


六月社 閉館 Googleストリートビューより

 六月社は、1983年から現在に至るまで、約400種10万冊の雑誌を蔵書としている。閉館の理由は利用者が減少し、継続するための売上が見込めなくなったため。六月社は完全会員制で、一般利用者の他テレビ関係者や広告関係者の会員も募っていた。会員からは告知以降、閉館を惜しむ声があがっていたという。

 約10万冊の蔵書の行方について、六月社社長の橋本さんは「最後の希望だが、とある企業から一括引受を検討してもらっている」と語った。引受先が決まらなかった場合、蔵書は産業廃棄物として焼却処分される見込みだ。



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