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東北関東大震災で壊滅的な被害を受けた三陸沿岸部のかきづくりを支援する「SAVE SANRIKU OYSTER」が3月29日スタートした。1口1万円でオーナーを募集して、生産者を支援。数年後に出荷できるようになった時には、オーナーにかきを届けるという。
かき販売サイトを運営しているアイリンク(仙台市、齋藤浩昭代表取締役)が始めた。三陸沿岸では津波でかきの養殖場や作業場、浄化槽などがほとんど流され、生産が難しい状況になっているため、支援に乗り出す。
まずは1口1万円の「牡蠣オーナー」をネットで募集し、集めた資金で養殖に必要な設備を購入したり、稚貝を仕入れたりする。10万人の賛同が得られれば三陸の種がきを全国に出荷できる環境を作ることができ、100万人の賛同が得られれば「三陸の産地復興を実現できると思っている」という。
三陸からかきの出荷が再開したとき、「牡蠣オーナー」には1口につきかき20個前後を届けるという。ただし、かきが育つには通常2〜3年かかる上、港湾の復旧や漁業操業許可を待ってから養殖準備にとりかかるため、出荷時期は未定だ。養殖の復興の様子はメールマガジンやサイトで伝えていく。
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