すみません、すぐ脱出できると思ってました……
正直何度も遊んだはずなのに、どうしてまた閉じ込められてしまったんだろう……。
2004年に公開され、「脱出ゲーム」ブームの先駆けとなったFLASHゲーム「CRIMSON ROOM」が、iPhoneおよびAndroid用アプリとなって帰ってきました。価格は230円で、App StoreおよびAndroid Marketにてそれぞれ配信中。
あなたが目を覚ますと、そこは真っ赤な壁と天井に囲まれた見知らぬ部屋。たったひとつあるドアはなぜかノブが回らない。「脱出しなくちゃならない」――そう感じたあなたは、この小さな密室からの脱出を試みます。
今回リリースされた「CRIMSON ROOM '11(イレブン)」も、基本的な内容は元祖「CRIMSON ROOM」とほとんど同じ。見慣れたいつもの部屋を舞台に、再び孤独な脱出劇が展開されていきます。部屋の構造やアイテムの位置などはまったく同じなので、一度でも「脱出」したことがある人なら、特に悩むことなくスイスイ進んでいけることでしょう。……途中までは。
タイトルに「'11」と付いているとおり、本作は「CRIMSON ROOM」であって「CRIMSON ROOM」ではない、別のゲームと言った方がいいでしょう。例え「脱出」経験者であっても、最後のカギを見つけるには、さらにもう一段階発想を飛躍させる必要があります。恥ずかしながら、筆者はなんだかんだで脱出までに1時間ちょっとかかってしまいました。
しかし悔しいけれど、この謎解きのアイデアとバランス、そしてナゾが解けた時の爽快感は、やっぱりさすがとしか言いようがありません。ストーリーもなく、登場人物もいない。ただ「閉じ込められたから、脱出する」だけのゲームが、なぜこんなにも多くの人に遊ばれ、「脱出ゲーム」というジャンルを築き上げるまでに至ったのか、あらためて分かったような気がします。
近年ではテレビ番組になったり、「リアル脱出ゲーム」のようなイベントも行われるようになったりと、ゲームという枠を越えて広がりつつある「脱出ゲーム」ですが、あらためて原点に立ち返ってみるという意味でも、本作は「脱出ゲーム」好きにとっての必修科目と言えます。まだ「脱出」未体験の人はもちろんのこと、すでに一度「脱出」したという人も、きっと新鮮な気持ちで謎解きを楽しむことができるはず。さあ、あなたはこの赤いな部屋から、無事に脱出することができますか……?


見慣れた「いつもの」赤い部屋。この青いドアさえ開けば脱出できるのですが……
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