
川崎市は8月3日、1カ月後にオープンを控えた「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」(川崎市多摩区)と小田急線・JR南武線の登戸駅を結ぶ、特別仕様のシャトルバスを公開した。藤子・F・不二雄プロがデザインし、外装と内装にドラえもんやコロ助といった人気キャラを散りばめた。
バスは4種類あり、ナンバーはドラえもんの誕生年(2112年)にちなんで全て「2112」になっている。1号車は「ドラえもん」、2号車は「オバケのQ太郎」、3号車は「キテレツ大百科」、4号車は「パーマン」とテーマが異なり、外装をそれぞれのキャラでラッピングした。背面にもドラえもんやQ太郎がデカデカとプリントされ、子どもたちが喜びそうなかわいいデザインになっている。




内装も特別仕様だ。降車ボタンとつり革カバーにはそれぞれ、ドラえもん、Q太郎、コロ助、パーマン1号の顔をあしらった。シートにも各作品のモチーフを描いており、ドラえもんやパーマン1号がこちらを見つめていたり、Q太郎の頭がのぞいていたり、小池さんがラーメンをすすっていたりと、わくわく感あふれる柄になっている。






ミュージアムは、藤子作品を展示する施設で、9月3日のオープンに向けて川崎市と藤子プロが準備を進めている。シャトルバスは、川崎市交通局がミュージアム営業日の午後9時半〜午後6時半に運行。登戸駅〜ミュージアム間を10分に1本程度の間隔で結ぶ。料金は大人200円、子ども100円。
バスのお披露目会には、阿部孝夫・川崎市長、藤子プロの伊藤善章社長のほか、川崎市立西大島保育園の園児とドラえもんも登場し、バス運転手への花束贈呈やテープカットが行われた。伊藤社長は「スタッフ一同が知恵をしぼった。これに乗っていっぱいミュージアムに来てほしい」とコメント。阿部市長は「(ミュージアムが)世界に誇れる文化施設になると思う」と話していた。
バスは、8月7日に「生田緑地サマーミュージアム2011」(川崎市多摩区)で、8月18日に多摩区役所入り口で展示される予定だ。

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