小型化&実用化に期待!

 Mictosoft Researchが研究中の「OmniTouch(オムニタッチ)」というタッチデバイスが面白いと話題になっています。

 従来のタッチデバイスは専用のスクリーンが必要不可欠でしたが、この「オムニタッチ」では、手のひらやノート、壁、机など、平らな面さえあればどこでもタッチスクリーンとして使用できる点が特徴。デバイスには小型の高出力プロジェクターが内蔵されており、例えば左手に画面を投影し、右手でタッチ操作を行う――といったことも可能になります。

https://www.youtube.com/watch?v=XB26YYDkquQ

 この技術のもうひとつの核となっているのが、奥行き検出機能付きカメラの存在。見た目はKinectセンサーそっくりですが、それもそのはず。カメラ部分はKinectセンサーの製造元でもあるPrimeSense社によるもので、このカメラが手のひらや指先の動きをリアルタイムで検知し、何もない空間でのタッチ操作を実現しているというわけ。2本以上の指を使ったマルチタッチにも対応しており、ピンチインやピンチアウトといった操作も問題なく行うことができるようです。

 デバイス自体は左肩部分に取り付けて使用。現時点ではプロトタイプということもあり少々かさばるのが難点ですが、技術的にはマッチ箱程度にまで小型化することも十分に可能とのこと。研究チームでは「将来的にはペンダントや腕時計のように、簡単に身に付けられるものになるでしょう」とコメントしており、実用化に向けて期待が高まります。

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手のひらやメモ帳など、平らな面さえあればどこでも映像を投影可能。手のひらを動かすと、ちゃんと映像も追随してくれます


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