米Facebookが3月に買収したグループチャットサービスのBelugaは10月28日（現地時間）、買収後も継続していたサービスを11月11日に終了すると発表した。

　Facebookは8月に、Belugaのアプリを元にしたモバイル向けのメッセージングアプリ「Facebook Messenger」の英語版を公開し、10月19日には同アプリを日本語を含む22カ国語に対応させた。同アプリはFacebookとは独立した単体のアプリになっており、iOS、Android、BlackBerryで利用できる。

beluga
Facebook Messenger（Android版）

　Belugaは「Beluga is swimming into the sunset…（ベルーガは夕日に向かって泳いでいきます）」というタイトルの公式ブログの投稿で、Facebook Messengerが広い地域で利用できるようになったのを見届けたので、Belugaのサービスを終了する決断をしたとしている。Facebookは買収段階で、当面Belugaのサービスを継続し、ユーザーのアカウントも保持するとしていた。

　ユーザーは11月11日にメッセージの送受信ができなくなり、12月15日にはサービスが完全に終了する。Belugaはユーザーに対し、終了までに個人データをダウンロードするよう推奨している。