動物愛護団体PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)が「スーパーマリオ3Dランド」に登場する「タヌキマリオ」を批判していると話題になっていた件で、同団体は注目を集めるためのジョークだったことを明らかにした。

PETAのマリオ批判サイト

 同団体は先に、タヌキマリオは毛皮を肯定するメッセージを発信しているとして、「Super Tanooki Skin 2D」という風刺ゲームを公開した。これに対して、「やり過ぎだ」「ゲームと現実の区別がついていない」といった批判の声も上がっていた。任天堂は、マリオがゲーム内で動物に変身することについて「ゲームそれ自体を超えたメッセージはない」とするコメントを出していた。

 PETAは11月16日、Twitterで、「マリオファンの方、落ち着いて。私たちはマリオが大好き。(タヌキマリオ批判の)ゲームは深刻な問題――毛皮を取るために本物のタヌキが皮をはがれていること――に楽しいやり方で注目してもらうためのもの」と発言。またゲーム情報ブログKotakuに対し、「マリオがスーパーマリオ3Dランドで実際にタヌキを殺しているとは誰も思っていない」「真剣に受け取られて少々驚いた」とも語っている。PETAのゲームは公開してから36時間で25万人にプレイされたという。

PETAのTwitter
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