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韓国発のスマートフォン向けメッセージアプリ「カカオトーク」で、企業やタレントが公式アカウントを開設できる機能「Plusカカとも」が12月21日、日本でもスタートした。女優の藤原紀香さん、「X JAPAN」のYOSHIKIさんらが参加している。
カカオトークはチャット的にメッセージをやり取りできるアプリ。Plusカカともでは、企業がクーポンを発行したり、タレントがファンに向けて情報発信したりできる。使い方は簡単で、Plusカカとものアカウント一覧から選び、「友だち」に追加すればOKだ。
今回参加したのは2人のほかに、少女時代などが所属するK-POPアイドル事務所「SMTOWN」、通販サイト「Gmarket Japan」、韓国の免税店「ロッテ免税店」など。藤原紀香さんは日本語、韓国語、中国語でメッセージを書きこんでいる。YOSHIKIさんはDVD情報などを投稿している。
英語や韓国語のeラーニングができるアカウントもある。1日1回、役立つフレーズを紹介してくれるようだ。先行スタートした韓国ではバーガーキング、ステーキチェーンのOutback Steakhouse、K-POPアイドル東方神起などが参加している。
運営元カカオジャパンのパク・チャジン社長はPlusカカともを「つながることでプラスになる友だち」と定義。例えばYOSHIKIさんと友だちになれば、イベント会場でのつぶやきなど「友だちに送るような(感覚の)ファンにはうれしい情報が見られる」と魅力を語る。
クーポンを配信すれば「飲食店の集客ツールとして使えるのでは」と提案。現状、公式アカウントに対してユーザーがメッセージを送ることはできないが、「双方向のコミュニケーションができる別のアプリとしてリリースを予定している」ことも明かした。



カカオトークは昨年3月に韓国でスタートし、12言語に対応している。利用者は216カ国・3400万人。8割は韓国ユーザーが占めている。日本と米国のユーザーがそれぞれ5%ほどとのことなので、170万人前後という計算だ。1日にやりとりされるメッセージ数は10億件、アプリを起動する回数は1日平均35回、利用時間は1日平均51分14秒と生活に密着している。クーポンを受け取れるとなると、さらに人気が出そうだ。
今後は無料通話機能も投入する予定。テストでは「ソフトバンクの音質より良かった」とパク社長は自信をのぞかせる。iPhone、Androidに続き、Brackberry版のオープンβテストも実施しているほか、イラストを使った「動く絵文字」への対応を計画している。「Beyond Kakaotalk」を合言葉に「カカオトークという生態系を介して、そこにいる人やコンテンツを世界に広げる」とパク社長は意気込む。

発表会には、カカオトークを半年前から使っているというモデルの冨永愛さんがゲストで登場。「ほんとに便利」と高く評価し、海外の友人とは「普通のメールよりも、カカオトークを利用して連絡を取っている」と笑顔でコメントしていた。自分の声を録音して送れる「ボイスメッセージ」機能がお気に入りだそうだ。
YOSHIKIさんも出席を予定していたが、「ハリウッドで進行中の新たなプロジェクト」のため都合がつかず、急きょ欠席。「いろんな情報がこのサービスを通じて共有できればと思う」と米ロサンゼルスから、会場へビデオメッセージを送った。



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