随所にXbox 360への愛が溢れていました
「360にかけては地域ナンバーワンと言ってもらえるようなお店を目指したい。遊んでいるユーザーは確実にいるんです。そういう人たちが、リアルで足を運べるお店を作りたかった」
そう語るのは、Xbox 360情報サイト「はこまるぷらす+」の管理人で、今年11月に「ゲームショップ クラリス」をオープンした“みりあん”さん。以前は大阪でプログラマーをしていましたが、会社を辞めたのをきっかけに地元の山口県へ戻り、念願のゲーム専門店を開業しました。
「はこまるぷらす+」の管理人だけあって、Xbox 360をメインに扱っている点が最大の特徴。「そんなゲームショップで大丈夫か?」――そう思った筆者は12月中旬、ウワサの「ゲームショップ クラリス」を実際に訪れてみました。



パッと見た感じは普通のゲームショップで、Xbox 360だけでなく、もちろんプレイステーション 3やニンテンドー3DS、PlayStation Vitaといった他のハードもちゃんと扱っています。あれ、意外に普通のお店だった?
しかし店内をぐるりとまわってみると、やっぱり普通のお店とは違うことが分かります。まず、Xbox 360の棚面積が広い! ライバルのPS3と比べると約1.5倍ほどの広さ。入り口近くのモニターではXbox 360の映像が流れていますし、新作コーナーの最上段も当然のようにXbox 360です。PS3版とのマルチタイトルの時は、やっぱりXbox 360版を多く仕入れたりするのでしょうか?
「最初のうちはPS3版の方を多めに入れていたりしましたが、今ではXbox 360の方が多いくらい。ソフトによっては倍くらい入れることもあります」
うーん、さすが! ちなみに、みりあんさん自身がXbox(初代)のファンになった理由の1つに、Xbox LIVEの充実ぶりがあったそう。「オンラインプレイの楽しさもあったし、フレンドとのコミュニケーションも簡単。ゲームを楽しむうえで必要なツールが全部詰まってた。ただ、『トゥルーファンタジーライブオンライン』の発売中止がショックで、一度は本体とソフトを全部売っちゃったこともありました(笑)」






Xbox 360のほかにも、輸入ソフトやレトロゲームなども充実。地方だとこうしたマニアックな品揃えの店舗は少なく、ユーザーもAmazonなどの通販に頼ってしまいがちです。「そういうゲームが普通に買えるお店が欲しかった。やっぱりパッケージを見て、友達と一緒に話しながらゲームを選ぶ楽しみってあると思うんです。で、それなら自分で作っちゃおうと」
オープン以降、ネットで話題になったり、ゲーム雑誌のコラムで取り上げられたりといったこともあり、福岡や広島といった遠方からわざわざ足を運んでくれたお客もいたそう。今後は通信販売にも力を入れていくほか、お店で新作タイトルの体験会を開くなどしてXbox 360を盛り上げていきたいとのことです。
「ゲーム業界も今、トレーディングカードなど他の商材に押されて売り場を圧迫されてしまっています。私もまだまだ分からないことだらけですが、もっとビジネス関係を越えたところで、ゲームメーカーとお店が手を組んで、みんなで業界を盛り上げていけたらいいですね」



最近ではPS3に押され、ゲームショップでの扱いが小さくなりつつあるXbox 360ですが、中にはこんなお店があってもいいのかもしれません。ゲームショップ クラリスの最新情報は、公式Twitterアカウント「@Game_Clarith」でも随時発信中。近くにお住まいの方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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