もうちょっと値段が安ければなあ
中国オリジナルのゲーム機と言えば、Wiiにそっくりな「威力棒Vii」などが有名ですが、今度の新ハードはなかなかすごそう。
名前は「eedoo」。本体はHDDレコーダーのような形でとりたてて言うことはありませんが、見どころは何と言ってもKinectセンサーそっくりな入力デバイス「CT510」でしょう。


機能もそのまんまKinectセンサーで、手や全身を使ったモーションコントロールコントロールに対応。本体にはあらかじめ8種類のオリジナルゲームが内蔵されているほか、カジュアルユーザー向けにカラオケや電子コミックなども楽しめるとのこと。ちなみに中国では4月末ごろにはすでに発売されているそうです。
――と、こんな風に書くといつものがっかりハードを想像しますが、YouTubeに投稿されているプレイ動画を見るかぎり、ゲーム自体はちゃんとオリジナルで、むしろ期待に反してけっこう面白そう! それもそのはずで、このハードを開発しているのはあのPCメーカー、Lenovoの子会社。にもかかわらずあまり現地で盛り上がっていないのは、約3万8000元(=約5万円)という値段の高さによるところが大きいようです。


あれ、意外に面白そう……!
で、ここまで書いたところで思い出したんですが、実はこのゲーム機、2年ほど前にこの連載で紹介したことがあったんですよね。
その時は「Lenovoがゲーム機ビジネスへ参入!? Kinect対抗機『ebox』を中国で発売へ」という見出しで紹介。あらためて読み返してみると、当時は「ebox」という名前で開発されており、予定価格も300ドル弱と今よりだいぶ安かったことが分かります。その後商品名が変わったり、発売が延期されたりと紆余曲折ありましたが、なんとか無事に(?)発売はできたようで何よりです。
センサー部分の見た目はちょっとアレですが、内蔵ゲームもちゃんとオリジナルだし、デキもそんなに悪くないしと、今までの中国産ハードに比べればずっとマトモな「Eedoo」。個人的にはぜひ応援したいハードなんですが、でもやっぱり5万円は高いよなあ……。

公式サイトはこんな感じ
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