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「7月7日午前10時、私たちは渋谷に現れる」
公式サイトに掲載された声明のとおり、7月7日午前10時、ガイ・フォークスの仮面をつけた一団が宮下公園に集まってきた。違法ダウンロード刑事罰化に反対する、ハッカー集団「アノニマス」による第1回渋谷清掃オフ「Anonymous Cleaning Service@op.A.C.S」がこの日行われた。
当初アノニマス側は特定のリーダーは設けず、参加者は終始無言を貫くようサイトに書いていたが、混乱を避けるため急きょ広報担当を設けてメディアに対応した。当日はあいにくの雨模様だったが、広報担当によると、今回オフ会のために集まったアノニマスは50人以上とのこと。デモではなく「オフ会」という形をとったのは、あくまで紳士的に、平和的手段によってアノニマスの主張を知らしめるべきという考えに基づいている。

筆者が現地につくと(9時40分ごろ)、すでに広報担当が囲み取材を受けている最中だった

海外メディアらしき人たちの姿も

開始時間が近づくにつれ、アノニマスや報道陣の数も続々と増えてきた

メディア対応が押したため、当初の10時よりやや遅れて説明開始

10時25分、清掃活動がスタート

道ばたのゴミを拾うアノニマスたち

集団で歩く姿はかなり不思議

こうして見ると、どれだけメディアの取材が多かったかがよく分かる

広報担当以外のアノニマスたちは基本的に、取材に対し無言を貫いていた

中にはホワイトボードで「清掃活動中」をアピールするアノニマスも

広報担当はどこへ行っても報道陣に囲まれていた

30分ほどで駅周辺を一周し、ふたたび宮下公園へ

全部で50人以上が活動に参加
今回は宮下公園および渋谷駅周辺をぐるりと1周する形で、歩道のゴミを清掃。メディアの取材も多く、新聞社やテレビ局はもちろん、海外メディアや、個人でUstream放送をしている人の姿も見られた。アノニマスよりも報道陣の方が多かったほどで、注目度の高さがうかがえた。
今回の活動は日本主導で企画されたものだが、サイトへの攻撃などの過激な抗議活動に出るのではなく、「街の清掃」という平和的手段をとったことについて、海外のアノニマスからは「日本人らしい手段」と感心する声もあるという。広報担当によれば、参加希望者用のメーリングリストには100人以上が登録しており、今回参加できなかった人のためにも、場所を変えて今後も開催していきたいとのこと。
7月9日16時45分追記
当初メディア担当のアノニマスについて「代表」という書き方をしていたのを「広報担当」に修正いたしました。
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