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ヨガインストラクターなつみ先生に、オフィスでできるストレッチを教えてもらう本連載。今回は、本格的に寒くなってきたこの季節にぴったりの、冷え性を改善するストレッチを教えてもらいます。
「冷え性に大きく関わってくるのが、自律神経です。秋から冬にかけ、気温が急激に下がると、本来は自律神経が体温を調節してくれるんです。でも、季節の変わり目は、その自律神経のバランスが崩れやすくなります。自律神経を構成する交感神経、副交感神経のバランスを整えるストレッチをやっていきましょう」(なつみ先生)
というわけで、さっそくストレッチをご紹介します。実際に試してみると、だんだんと身体がポカポカしてきますよ。最初に動かしていきたいのは、神経が集まっている背骨です。
まず、いつもどおりの姿勢でイスに座ります。次に上半身を腰から少しずつ前に倒していきます。骨と骨の隙間をストレッチさせるように、ゆっくり、段階的に上半身を前に倒していきましょう。
背中でアーチを作るように胸を身体の内側へしまうと同時に視線はおへそのあたりへ、おへそと背骨の距離が縮まるような感覚を保ち、しっかり息を吐きながら上半身を前に倒すと腹筋も使えて、さらに内側から身体が温まります。
今度は、前のポーズで身体の内側にしまった胸を、大きく前に開きます。「胸の骨は普段使うことがないので、IQが低いんです」となつみ先生。たしかにそうですね。イスの背もたれを上手に使いながら、ぐーっと開いてあげましょう。背伸びをしているみたいで、とても気持ちいいですよ。
視線は斜め上、胸の前でアーチを作るように胸を上へ突き上げ、息を吸いながら上半身を伸ばします。先ほど同様、腰から背骨をひとつひとつ丁寧に動かしていきましょう。
続いては“呼吸”。なつみ先生によると、「自律神経を整える上で、呼吸はとても大切です。呼吸は心の状態を表すもので、自分が落ち着いているときと焦っているときでは仕方が全然異なります」とのこと。大きくゆっくり呼吸することで、意識的に心の状態を整えることができます。
まず、鼻から空気を吸います。そして鼻で吐きます。もし難しければ、口で吐いてもよいです。息を吐くときは、先ほどのポーズ同様、おへそと背骨の距離が縮まるような感覚を意識しましょう。よりお腹が使えて深い呼吸することができます。
いかがでしたか? 今回は、オフィスの席で座ったままできる、冷え性対策をなつみ先生に教えてもらいました。気温が変化しやすく体調管理が大変な季節の変わり目ですが、ストレッチで身体を内側から暖かくして乗り切りましょう!
撮影協力:10°CAFE
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