無言の天狗に飛び交う罵声。こ、この祭りは一体……!
クライマックスはみんなで「ばかやろー!」
天狗たちは16カ所のほこらを回ったのち、赤い天狗面をつけていよいよ愛宕神社の縁側へ。境内にはこの日一番のお客さんの数。天狗たちは中から参加者たちがいる外へ餅やら菓子やらをばらまきます。

餅や菓子をばらまく天狗たち! 悪口が聞こえてくる方に投げてくる

「腹減ったぞー!」「聞こえてねーのかー!」
悪口もヒートアップ。
「こっちにもよこせ、ばか天狗―!」
「痛いぞ、ばかやろー!」
確かに痛い! 上から次々と降り注ぐ餅が頭や顔に当たる。ばらまかれたお供え物に群がる参加者が後ろからぐいぐいと押してくるので、筆者も思わず悪態を吐きます。お互いにもみくちゃになりながらも、会場の野次はどんどん増していき、お祭りの活気は最高潮へ。
「まだ足りねえぞー!」
お面をつけた天狗たちへ、悔いを残さないようにとお客さんが悪態をつきまくります。お供え物をばらまきつくし、天狗たちは参加者たちを叩きまくった青竹まで大放出。これがまた大人気で、1本をめぐって6人くらいが引っ張り合いするほどでした。

とうとう天狗の武器・青竹まで放出。フィーバーモード突入!!

1本の青竹を引っ張り合う

千葉の男性は青竹までゲットし、お供え物コンプリート!! 1つ願いが叶うというのか……!?
最後は13天狗が縁側で横並びします。先導さんの合図で、場内みんなで最後の悪口です。1、2、3っ
「ばかやろー!!」

「ばかやろー!!!」『ありがとう』にも聞こえる、愛のこもった悪態
生まれる拍手。なんだこの出し切った感じ、気持ちいい。1カ所目から天狗に悪態をつきつづけてきた高専生8人も、気持ちよかったと笑顔。

「卒業旅行にいいお祭りはないか、県内を探してやってきました。お供え物の奪い合いでライバルとかも生まれて楽しかったです!」
昨年よりも参加者が多かったという悪態まつり。毎年12月第3日曜日の開催で、次は2013年12月15日です。奪い合い観戦が楽しすぎて、気づくと手の中にはお供え物が何ひとつなかった筆者……ばかやろー!

「ばかやろー!(おつかれさまでした!)」

