「けいおん」や「魔法少女まどか☆マギカ」の二次創作を行ったり、画像をTwitterのアイコンに設定したりすると訴えられる可能性がある――?

 そんなウワサがTwitterで広まっています。芳文社のサイトに掲載されている「画像利用・著作権について」というガイドラインが発端で、これをまとめサイトなどが取り上げたことで急激に拡散されているようです。

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画像利用・著作権について(芳文社のサイトより)


 ガイドラインの内容を見ると、確かに「キャラクターの画像及び写真等の全体又は一部を掲載すること」「キャラクターの自作画(イラスト・パロディなど)を掲載すること」などを禁止する文言が出てきます。文面通り受け取るなら、芳文社の出版物に関するあらゆる二次創作や、画像転載などはNGということに。「けいおん」「魔法少女まどか☆マギカ」などのイラストを描いてネットで公開したり、Twitterのアイコンに設定したりするのもアウト。ネットでは「これはひどい」「けいおん同人死亡のおしらせ?」「アイコン消しました」といった反応が相次ぎました。

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芳文社や小学館などの二次創作禁止(?)ガイドラインの真相について、出版社の中の人が解説してくれました(Togetter)


 ――が、このガイドライン、実は2008年から存在しているもので、これまでにも何度かネットでは話題になっています。また芳文社だけでなく他の出版社でも同様の注意書きを掲載しているところはありますが、こちらのTogetterまとめでも解説されているとおり、あくまで「悪質な著作権侵害」から作者を守るためのもので、健全なファン活動としての二次創作を規制する目的はない、というのが各社の共通見解。Twitterアイコンに設定したくらいでいきなり内容証明が届く、ということはないようです。

 とは言えもちろん、あくまで「黙認してもらっている」という点はお忘れなく。ファン活動をするにあたっては、作品や作者への敬意を持って、マナーを守ってやりましょうということですね。

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