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5月9日にQVCマリンフィールド(千葉県千葉市)で行われたプロ野球「ロッテ−西武」戦はドラマチックな幕切れとなりました。さらに、その模様がある“歴史を繰り返した”ものだと各地で話題になっています。
試合は延長11回裏まで同点で進み、西武はリリーフとして大石達也投手を起用。大石投手は学生時代に最速155キロメートルを記録した豪速球の持ち主で、今季は既に5セーブを獲得するなど守護神となり得る活躍をみせています。ところが、9日の試合ではのっけから四球、死球と続き、ノーアウトで2人の走者を抱えてしまいました。この後、送りバントで1アウトをとり、6番の鈴木大地選手を敬遠する満塁策にでます。続くバッターは荻野貴司選手。2ストライクと追い込むも、そこからワンバウンドの暴投をしてしまい、あえなく試合終了。相手のエラーで勝利を拾ったロッテは、連勝を8に伸ばし、首位に立ちました。
そして、この試合を観戦していた野球ファンはある光景を思い出します。4年前、2009年9月に行われた「ロッテ−西武」戦が、これと全く同じシチュエーションだったからです。この日の試合では、9回裏にリリーフで現れた大沼幸二投手が「四球→死球→送りバント→敬遠→暴投」と、大石投手と完全に同一の経緯を辿っていました。さらに興味深いのは2人の背番号が同じ15番なこと。これは2010年に入団した大石投手が、大沼投手から受け継いだ数字なのでした。ネット上では、大沼投手が“総帥”などの愛称をもつことから、大石投手を“新総帥”とする動きも一部で見られました。


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