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人気漫画「よつばと!」の作者・あずまきよひこ氏がTwitterで、自身のサイン色紙がヤフオク!に出品されているが、偽物であると断定した。
22日、あずま氏は「ヤフオクに俺のサイン色紙があるけど本物?との問い合わせが。見てみた。おおー、なかなかがんばってるけど偽物です。誰にでもわかりやすい判別点を言いますと、私のサインには「◯◯さんへ」と宛名が必ず入っています。東京美術研究所(謎)もそこ見逃したなー。」「あ。色紙の読者プレゼントとかは宛名はどうなってるの?との質問が。私は当選者が決まってから、その名前を入れて描いてますよ。」とTwitterに投稿した。
あずま氏が指摘したオークションページの商品説明欄には、あずま氏の直筆サイン色紙であるとの記載とともに、あずま氏が描く「よつば」そっくりのキャラクターと、あずま氏のサインが描かれた色紙の画像が掲載されている。しかし、あずま氏の指摘する宛名は見当たらない。
出品者は該当のオークションページに掲載しているQ&Aに、今回のあずま氏の指摘と同様の「Q : ある作家のサインは必ず宛名を書くので無いのは偽物だと聞いたのですが?」という質問を掲載。
これに「作家さんによっては原則的にそのような対応をとる事は承知しております。しかしながら例外も存在します。例えば、懸賞用や販売促進用、頼まれた品等でまとめ書きする際に相手が分からない時などは宛名無しで書かざるをえません。宛名書きを徹底している事で有名な貞本義行先生の場合ですら、海外のコンベンションで書かれた品にはサインが書かれていません。当然そういう作家さん達の商品は数が限定されますので当方でも取り扱い数は限られます。(貞本先生のサイン画におきましては取り扱い経験がございません。)」と回答。作者が必ず宛名が入っているとしていても、宛名がないものもあり、出品しているサイン色紙は本物だと主張している。
さらに出品者は「鑑定・検査は 東京美術研究所 様の協力をお願いしていただいております。購入後もサポート窓口にてサポート致しますので安心してご入札下さい。」と記した上で、「検査証明書」と書かれた画像も添付、鑑定・検査を受けているため偽物ではないとも記載している。
しかし、作者本人が偽物と断定している以上、東京美術研究所は何をする会社なのかが気になるところだ。東京美術研究所のホームページを見てみると、会社概要と簡単な説明以外の情報は掲載されておらず、不明な点も多い。そこで記載されている電話番号に連絡をしてみたが、担当者がでることは無かった。
同様の手口で偽物のサイン色紙が出品される事例として、人気漫画「妖狐×僕SS」の作者、藤原ここあ氏も以前、Twitterにヤフオク!に出品されている自身のサイン色紙は偽物だと投稿したことがある。
同出品者は他にも「YAWARA!」の浦沢直樹氏、「暗殺教室」の松井優征氏など、多数の有名漫画家のサイン色紙と思われるものを出品している。現在確認できる限りではまだ落札はされていないようだが、注意したいものである。
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記事提供元:livedoorニュース
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