米Elysium Space(エリジウムスペース、本社サンフランシスコ)は10月1日、遺灰の一部をカプセルに収めて宇宙へ打ち上げる宇宙葬サービスを日本で始めた。カプセルを搭載した人工衛星は数カ月間、90分に1周の周期で地球を周回する。最初の打ち上げは来夏を予定している。

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サービスイメージ

 衛星の位置は同社のスマートフォンアプリで確認できる仕組み。数カ月の周回の後、大気圏へ再突入し「流れ星となって」燃え尽きる。そのため宇宙ゴミになることがなく、環境にも優しいとしている。

 価格は1990ドル。同社は今後も「様々な形で、宇宙を活用した葬送サービスを、誰にでも購入可能な価格で提供し、宇宙へそして地球へ還るコンセプトで、さらなる葬送の自由を提供してまいります」とコメントしている。

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専用のスマホアプリ
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社名のエリジウムはギリシャ神話に登場する英雄のための死後の楽園から名付けた。2013年設立