長野県で手に入れた地方フリーペーパー「鶴と亀」がいい感じにファンキーだった。長野県飯山市のじいちゃんばあちゃんをファッション写真風に紹介している、一風変わったフリーペーパーだ。

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「鶴と亀」って名前がゆるい


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チャック開いたおじいちゃん


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カートを持ったおばあちゃんもかわいい


 全28ページのほとんどは、田舎のお年寄りの日常的な姿をとらえたスナップ写真。モデルのような構図がなんとも言えずシュール……なんだけど、照れくさそうなかわいい笑顔に思わずほっこり。

 冊子冒頭には「ファッションに注目してほしい」「驚きの着崩し方やサイズ感」とある。上下ねずみ色の農作業服をダボッときたおじいちゃんは、着崩すどころか社会の窓が全開だった。なのに頭の笠や、黒い長靴にスソを入れた全身のシルエットが絶妙で、全開のチャックにもなんとなく洗練されたゆるさを感じてしまう。

 あるおばあちゃんは花柄の農作業帽子、ボーダーシャツ、その上に縦じま模様の割ぽう着、手にはペイズリー柄のカートと、よく見ると全部柄物。どれも青の同系色で統一されているので最初は気づかなかった。ファッションの上級テクをさらっと披露しているのにびっくり。

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長野の松本市を訪れたとき、駅周辺の美容室やアパレルショップで発見した


 公式サイトやFacebookページによると、今のところ発行はこちらの第壱号まで。7月末から飲食店やアパレルショップ、CDショップなどを中心に置かれ、長野県内だけでなく東京都や埼玉県、千葉県にもあるそうだ。公式サイトでは設置店や他のスナップも見ることができる。

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