生パスタと聞くと、家ではなく外で食べるという、ちょっぴりハイソなイメージを持っている人も多いのでは? しかし「生パスタっぽいパスタ」であれば、家で超簡単に作れるらしい。これはやってみたい! というわけで、2ちゃんねるまとめブログで話題になっていたエントリー「話題のパスタ水漬けやったらマジで成功してワロタwwww」を参考に作ってみた。ツイート数900、はてブ数440(2013年11月16日現在)を超え、注目されているパスタのレシピは、10月9日放送の「ためしてガッテン」(NHK)が元になっているという。早速試してみよう。

パスタを水に漬ける!? そんなことしちゃって……いいんです!
2時間水に漬けた乾燥パスタは「ひやむぎ」のような見た目に
用意するものは、乾燥パスタ、パスタが入る縦長容器、水、以上! たったこれだけで生パスタ風パスタは完成する。最初に縦長容器に水を入れ、その中へパスタを調理する分量だけ入れる。こんなに硬い乾燥パスタが、お湯ではなく水に漬けるだけで、果たして本当にやわらかくなるのか……と若干疑問に思いながら、ひとまず漬けてみた。

乾燥パスタと縦長容器を準備
元のエントリーによると「1時間以上漬けること」が必要だという。しかし、何時間漬けても麺が伸びてしまうことはなく、冷蔵庫に入れておけば3日はもつとも。乾燥パスタは想像以上に強靭だった。というわけで、1時間だと不安なので、念のため2時間漬けることにした。テーブルの上に容器を置き、フタをして待つこと2時間。

容器に水と乾燥パスタを入れて……

フタを閉めて2時間放置
ソワソワしながら蓋を開けてみると、黄色かったはずのパスタが、し、白い……。「ひやむぎ」のような姿に変貌しているのが分かる。乾燥パスタは水を吸い込むと白くなるのか、と勉強になった。これを1本手に取ってみると、やわらかく、クタッとしていてすでに「生感」十分。正式に生パスタ風パスタと認定したい。

ひやむぎ…ですか?

ふにゃっとしている
「1分ゆでるだけ」の時短パスタは「生感」たっぷり
さて、ここからは、パスタを茹でるための湯を沸かしたり、パスタの具を調理したりと忙しくなる。パスタの具には、冷蔵庫内にあったベーコンと小松菜、しめじを使うことにする。軽く塩コショウで炒めていると、早くも湯が沸騰し始めている。
沸騰した湯には塩をひとつまみ加え、さらに生パスタ風パスタを入れ、わずか1分で(!)湯切りする。生パスタ風パスタが湯に潜り込んだ瞬間、白色から黄色へと一瞬で元通りになるのが不思議で面白い。感心しながら見ていると、あっという間に1分が経過してしまうので、すばやく湯切りに入る。

沸騰したお湯にパスタ投入

お湯に入れた瞬間、黄色に戻った!

完全に普通のパスタの色に
普通の乾燥パスタであれば、10分ほど茹でるのが常識だった。一方、この生パスタ風パスタだと、水漬けという下準備さえしておけば、わずか1分で茹で終わるという点が画期的だ。流行りの「時短テク」としても素晴らしすぎる。

モチッと感、アリ!

ささっと具材と混ぜ合わせたら、もう完成!
ゆであがったパスタを具と合わせ、サッと炒めたら「小松菜ときのことベーコンの生パスタ(風パスタ)」が完成。さっそく食べてみたところ、いつものパスタと比べて、明らかにモチモチしている。このやわらかい食感がたまらない。お買い得品の乾燥パスタとは思えない。わずかに高級感さえ漂っているから驚きだ。

「小松菜ときのことベーコンの生パスタ(風パスタ)」、できあがり

もっちり感に大満足
もうすこし太めの乾燥パスタで挑戦してみると、さらに生パスタ感が出るような気もする。簡単+時短といいことずくめな「水漬けパスタ」、一度試してみてはいかが?
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