ソチ五輪で2月20日に行われたフリースタイルスキー男子スキークロス準々決勝第1組が、史上まれに見る展開となり、テレビ中継の実況&解説も大盛り上がりだったと話題になっています。特に、“ゴンちゃん”こと、三浦豪太さんの解説はテンションMAXで、名言を連発していました。一連のハイライトシーンを、民放テレビ局の五輪配信サイトやNHKの特設サイトが公開しています。
スキークロスは、急カーブやジャンプスポットなどがあるコース(約1キロ)を4人同時に滑走する競技。「雪上のモトクロス」とも呼ばれ、決勝トーナメントは上位2人が勝ち抜ける方式です。JOC(日本オリンピック委員会)の競技ガイドによると、勝負の鍵を握るのはスタートダッシュ。先行してインコースに入るとそう簡単には追い抜けないそうです。
ところが、今回のレースではゴール直前に大ハプニングが発生します。最後のジャンプで、先頭のノルバリ選手が着地でバランスを崩すと、後方にいたコロトコフ選手、ペッリネン選手まで一斉に転倒。直前まで3番手にいて唯一転ばなかったニーデラー選手がちゃっかり1位を獲得します。
すると、解説の三浦さんは、レース前からニーデラー選手を「(小柄で)忍者的」として注目していたため、「さすが忍者!!」と大興奮。実況のアナウンサーが、「抜き足差し足忍び足! いつのまにかニーデラー!」と乗っかると、「何かまいてたんですかね!?」とノリノリで繋げます。
このほかにも、バンクーバー五輪の名セリフ「ディス イズ カーリング」をもじった「ディス イズ スキークロス」や「ドラマ以上にアニメ的」といったフレーズを生み出していました。
極めつけはゴールシーンのリプレイ場面。スローで再生すると、転倒した3選手がほぼ同時にスライディングフィニッシュしていることが判明します。この珍事には、「(ゴールラインを)転びながらくぐっているwww」「おおっとwwwなかなか見ないですよ、この光景」「すごいwww手を伸ばしているwww」と、まさに“草不可避”な状態に。
それでも、こうした感情をストレートに表現した解説には、「今大会ベスト」「これは永久保存版」「最高だわwww 俄然この競技好きになった」「誘い笑いやめて(笑)」「日本いないのに、一番興奮した&面白かった!! 次回オリンピックも、ぜひ同じアナウンサー&三浦さんの解説で」など、視聴者からはおおむね好反応が寄せられています。実況や解説の凄さを改めて感じさせてくれる出来事でした。


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