ドット絵のアート、30年の時を経て復活。
ポップアートの巨匠がフロッピーディスクに残したアートが、約30年ぶりに復元されました。アンディー・ウォーホル美術館は4月24日、アンディー・ウォーホル氏が1985年にCommodoreのPC「Amiga」を使って描いた作品が、再び鑑賞できるようになったことを発表しました。



ウォーホル氏は1985年、コンピューターの表現力をアピールしたかったCommodoreからの依頼を受け、複数の作品をAmigaで制作しました。キャンベルスープといったおなじみのものから、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」まで、さまざまなモチーフの作品が作られました。残されていたAmigaの発表会の映像からは、ウォーホル氏が実際に「Amiga 1000」を操作して作品に色を塗る姿が映っています。
制作された作品はその後、時代遅れとなったフォーマットのまま、長い間フロッピーディスクの中に眠っていました。しかし、Amigaの製品発表会の映像をYouTubeで発見した現代アーティスト、コリー・アルカンジェルによる働きかけで、作品のサルベージ計画がスタート。カーネギーメロン大学などさまざまな協力者の尽力により、当時のデータが再び作品として鑑賞できるようになったのです。

公開された作品の写真を見てみると、ドット絵のジャギーな輪郭自体がデザインの味のように感じられますね。CGアートの歴史を振り返る上でも、同作が復元されたことは意義深いように思います。