今年5月5日まで開催されていた「JA全農2014年世界卓球団体選手権大会」にゲストプレーヤーとして招待された1人の選手が話題になっています。選手の名前はイブラヒム・ハマトさん。10歳の時に事故で両腕を失った彼は、口でラケットをくわえて卓球をプレーしています。
事故にあっても大好きな卓球を諦めたくなかったというイブラヒムさん。試行錯誤の末に現在のプレースタイルにたどり着き、その技を磨いてきました。足を使ってトスを上げ、全身と首のスナップで球を打つその技術は圧巻。水谷隼選手をはじめ世界のトップ選手とも正確なラリーを行っており、時折見せるスマッシュは驚くほど鋭いです。



「努力をすれば決して不可能は無い」と語るイブラヒムさん。口にするのは簡単ですが、誰よりもその言葉の重みが伝わってくるのがイブラヒムさんのプレー。動画を観た世界中の人から「感動した」「尊敬する」というコメントが寄せられています。
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