
とうとう東京ディズニーランドが3Dプロジェクションマッピングを取り入れます。シンデレラ城を舞台とし、映像と花火、特殊効果を駆使した新たなエンターテイメント「ワンス・アポン・ア・タイム」が2014年5月29日にスタートします。
ワンス・アポン・ア・タイムは、東京ディズニーランドのシンボル、シンデレラ城を舞台とした3Dプロジェクションマッピング。誰もが一度は目にしたことがあるあのお城に、ディズニーの映像が効果的に映し出されるショーです。早速ですが、まずは写真をご覧ください。これが、ディズニーが作り出した最高の3Dプロジェクションマッピングショーです!



シンデレラ城という目の前の大きな「スクリーン」に映し出されるのは、ディズニーの名作「シンデレラ」「不思議の国のアリス」「ピーター・パン」そして「美女と野獣」など。いま話題の「アナと雪の女王」からエルサもちょっとだけ登場します。20台のプロジェクターから投射される映像だけでなく、パイロと呼ばれる特殊な花火をフル活用。映像と音楽とシンクロし、目と耳で楽しめるショーです。
一足先にプレス向けに公開されたときには、エリア全体からため息が漏れるほどでした。当日はあいにくの雨でしたが、雨に当たるレーザーがとても印象的で、雨の日のほうがきれいかも? と思う内容。写真だけでもスゴさが伝わりますが、やっぱり実際に体験すると印象が変わりますよ。
実はディズニーは3Dプロジェクションマッピングの「老舗」
3Dプロジェクションマッピングはここ最近、かなりメジャーになりました。古くはアーティストのライブ会場などで使われてきた演出手法で、各地のイベントでも開催されているようです。しかし……そのほとんどが建物を単なる巨大スクリーンとしてしか扱ってないものがほとんど。映像も建物に愛のないものが多く、崩れる、ボコボコとブロックが出たり引っ込んだりする、ぐるぐる回ったりするだけで、3Dプロジェクションマッピングが単なる「目的」になっているものが多かったように思います。
実はディズニーは、2011年には3Dプロジェクションマッピングを取り入れたショーを行っていました。しかも、ソーシャルメディアを取り込み、その日に撮影された写真を使って毎回異なる映像を映すというもので、3Dプロジェクションマッピングが「手段」として使われていました(参考:あなたの知らないディズニー駄話:シンデレラ城を舞台にしたソーシャルメディアフル活用のショーがすご過ぎる!)。
それから3年。やっと3Dプロジェクションマッピングが東京にやってきました。東京ディズニーリゾートはこれをあえて「キャッスルプロジェクション」と銘打ってるあたりに、いままでと違うものを見せるという自信が見え隠れします。

このショーでは、光るペンダントやiPhoneケース、光るナノブロックなど関連グッズもたくさんリリースされています。こちらも見逃せません。

東京ディズニーランドの夜に、いままでにないストーリーが1ページ追加されます。開催は5月29日からで、1日1〜2回開催。映像に包まれるようなシンデレラ城前の中央鑑賞エリアは、抽選による座席指定券が必要です。お城の正面、やや遠目から見ると花火やレーザーの演出全体が見えるので、もし抽選に外れたとしても十分楽しめますのでご安心を。


「もう3Dプロジェクションマッピングは飽きたよ」なんていう方にこそ、このショーはお勧めできます。ワンス・アポン・ア・タイムは思わずため息がもれるような、素晴らしいナイトエンターテイメントでしたよ。


(c)Disney
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