総務省が募集するとして話題の独創的な人向け特別枠「異能vation」(いのうべーしょん)プログラムが2014年7月14日より公募開始された。応募受け付けは2014年8月20日午後6時まで。公式サイト電子申請システムからエントリーできる。
「異能vation」は、ICT(情報通信技術)研究開発課題に挑戦する個人を支援するプログラムとして総務省が実施。事務局は「角川アスキー総合研究所」が担当する。

なお、応募は「独創的な考えや物事への取り組みを行っていながら、その独創性に自分自身では気づいていない人たちにも本プログラムへ参加してほしい」という期待から自薦・他薦問わず。総務省は「自分には理解できない事柄へ果敢に挑戦している個人を知っている人や応援したくなる技術をコツコツと努力している個人が身近に居るという方は、是非その人を推薦してください」とコメントしている。ちなみに他薦の場合は、「本事業への推薦について被推薦者に一切その内容を知らせないこと」が注意事項として挙げられている。
提出物は、エントリーシートの他「研究コンセプトペーパー(図・表の入ったもの)」「物(試作品など)」「絵や写真」など別途提出物がある場合は別送も可。採用予定人数は1次選考で約30人、2次選考で約10人を予定している。採用されれば研究開発費として上限300万円が支援されるほか、所属機関への間接経費30%を別途支給する場合もあるという。同プログラムは発表当初から注目を集めており高い倍率が予想されるが、「変な人」にとってまたとないチャンスだろう。
各研究の助言者「スーパーバイザー」にはMITメディアラボ所長の伊藤穰一氏、エンジニアの上田学氏、ロボ・ガレージ 代表取締役社長の高橋智隆氏、Preferred Networks 代表取締役社長 最高経営責任者の西川徹氏、京都大学 情報学研究科 通信情報システム専攻 教授の原田博司氏、エバーノートジャパン会長/First Compass Group, General Partnerの外村仁氏、Twitter Japan メディア事業部 執行役員の牧野友衛氏、Rubyアソシエーション 理事長のまつもとゆきひろ氏が就任している。
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