夏休みだけど行楽地はどこも人混みばかりで出かける気がしない。そんな人におすすめしたい隠れたレジャースポットが「工場見学」だ。大人には新鮮な発見があり、子どもは夏休みの自由研究のテーマにできる。
では、今最も熱い工場見学はどこか? もちろん大人から子供まで大人気の富士通製スマートフォン「ARROWS」を製造している「富士通周辺機」の本社工場に決まっている。今回はそんなARROWS工場の魅力を存分に紹介したい。

工場があるのは兵庫県加東市。1時間に1〜2本という圧倒的な運行本数を誇るワンマン電車「JR加古川線」の社町駅から、さらに車で10分ほど行った場所でARROWSシリーズは生産されている。
ここまで東京から夜行バスと電車を乗り継いで約12時間かかったが、憧れのARROWS工場を目前にして僕のテンションも最高潮だ。

今回、富士通担当者が素敵な同行者を紹介してくれた。この工場で生まれたばかりの「ARROWSくん」だ。そのため以後の写真には全てこのARROWSくんが写りこむが、「露骨な宣伝じゃねえか」などのツッコミは控えてもらえるとうれしい。

魅力その1「古墳がいっぱい!」

いきなり工場の中に入るのは工場見学の素人。通はまず車で20分ほど離れた「玉丘史跡公園」に向かい気持ちを高めていく。

ここでは社会の教科書でおなじみ「前方後円墳」をはじめとした7基の古墳を見ることができる。今を理解するにはまず過去を知ることから。ARROWSを知るにはまず古墳からなのだ。

古墳の中心部はちょっと荒れてた。

ハニワが倒れてたりします。

人っ子ひとりいなかった。
魅力その2「なんかでかいオブジェ!」

次に向かったのは「日本へそ公園」。ここは日本標準時の基準となる子午線が通っているいわば日本の中心地だ。日本スマホ界の中心的存在であるARROWSを知るためにはやはり欠かせないスポットと言えよう。

なんかでかいオブジェがありました。

すごい大きな滑り台とかあったけど暑いので滑りませんでした。

暑い。
魅力その3「お寺があったよ!」

さらに車を山奥へと飛ばして「朝光寺」へ向かう。このお寺の本堂、なんと国宝に指定されているのだ。日本最高品質のスマホであるARROWSももう国宝みたいなものだし、なんかもうとりあえず行っといたほうがいいだろう。

国宝。

国宝の下部。

いい感じの滝があったけどARROWSくんが邪魔でよく見えない。
魅力その4「いよいよ工場へ!」
時は満ちた。いよいよ工場の内部へ潜入しよう。せっかく兵庫まで来たのだからと無駄に観光地を巡っただけのように見えるかもしれないが、これも全て工場見学を最大に楽しむために必要な下準備だったのである。では工場の中へ……ん?

「あ、部外者の人はここから先は入れないよー」

「企業秘密の部品とか色々あるからうちは工場見学とかやってませーん」





結論:ARROWSの工場見学がしたい人は富士通の社員になろう!

この後また12時間かけて帰りました
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