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イラストの投稿に特化したSNS「pixiv」が、六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー(東京都港区)にて10月25日から11月24日まで「pixiv祭〜お絵かきたのしぃぃぃぃぃいぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!〜」(以降、pixiv祭)を開催します。
pixivの理念である「お絵かきがもっと楽しくなる場所」を現実空間に再現したイベントとは一体どのようなものなのか。直接確かめてきました!

絵師たちの力作がずらり勢ぞろい! 美麗イラストの数々に思わずうっとり……
東京を一望できる六本木ヒルズ展望台に一歩足を踏み入れると、回廊を取り囲むようにズラリと配置されたイラストが私たちを出迎えてくれます。ふおおお!! テンション上がってきたー!




pixiv人気ユーザーのオリジナル作品のほか、「初音ミク」や「東方project」「TYPE MOON」「キルラキル」などのファンアート(2次創作)も飾られていました。いやぁ〜これだけ勢ぞろいすると圧巻。クオリティの高さはもちろんですが、本当に絵を描くことが好きなんだなぁということが伝わってくる作品ばかりです。

そしてpixivにおいてイラストを検索・分類するために使用される「タグ」の中でも特に人気の高いタグをイラストとともに紹介する「人気のタグ」コーナーも展開。普段はクリックしてもPCやタブレットの最大画面が限界だったイラストたちをこんなに大きなサイズで見ることができるなんてうれしいですね。細部に宿る絵師のこだわりに震えましょう。

会場の至るところにとても大きな屏風(びょうぶ)が置いてありますね。これは大日本印刷の「プリモアート(複製画)」技術のたまもの。発色が美しく、展望台のシンプルでスタイリッシュな空間にイラストがよく映えていました。

ふと目線を上へやると、上空には巨大グラフィグ(キャラをデフォルメしたペーパークラフト)がデデンと並べられていたり、華やかなタペストリーがかかっていたり。どこをみても、目が大満足です。


眼福ってこういう時に使う言葉なんだろうなぁ……なんてことを思いながら歩いていくと、いきなり高さ5メートル四方のやぐらが出現しました。しかも、うごくイラスト(=「うごイラ」)機能を使用したイラストで全面が彩られており、会場に流れるテーマソング「pixiv音頭」に合わせて何百ものイラストが踊っているではありませんか。お祭り気分が盛り上がります。わっほい!

すごく……大きいです……

見るだけじゃない! 五感をフルに使って“お絵かきたのしす”を体感せよ!
この「pixiv祭り」はただ観賞するだけのイベントではないのです。「お絵かきたのしす」を実感してもらうためにさまざまな体験型インスタレーションが用意されています。まず体験したのは3次元のヴァーチャル空間に入り込んでダイナミックにお絵かきができる「CureStudio pixiv祭ver.」。黄緑色のスクリーンの前に立つと、さまざまな形のブロックのようなものを手渡されました。

実はこれ、お絵かきリモコンなのです。スイッチを押しながらグルグルと動かしてみると目の前のスクリーン上では自分が真っ白いキャンバスに大きな筆で絵を描いているではありませんか。リモコンを持ったまま1回転してみると私の後ろにもちゃんと立体的な線が浮かび上がっています。なんだこれ魔法みたいで楽しいぃぃぃ!!

自分の周囲360度がキャンバス!
絵が苦手な筆者はリモコンを手にハチャメチャに動きながら、筆でハートマークを描いたり、お花の模様を作ってみたり、ペイント弾でペンキを飛ばしてみたりしてはしゃぎまくり……子どものころ家の白い壁にサインペンで落書きしまくったときの、あのとてつもない解放感が味わえました。しかもいくらお絵かきしても怒られない! やったー!
体験している30秒間の様子は録画されており、お絵かき終了後にモニター上で確認することができます。自分自身が作品に“なる”んですね。でき上がった映像はpixivのFacebookページ上で公開も可能です。

たのしぃぃぃぃぃい!!
次に「チームラボ」がプロデュースした「お絵かき水族館」の進化系インスタレーション「お絵かきピープル」を体験。来場者が描いた男の子や女の子の絵が目の前のデジタル空間の広場に出現するというもの。とりあえずテンプレートにそって女の子に色を塗ってみました。スクリーンの前のスキャナーで読み取ってもらいます。すると、が、画面上に女の子が召喚されたぞ!? しかも自由に動き回ってるーー!

自分の好きな色でピープルを彩ろう!

スキャンすると……

女の子召喚成功!
しかも画面上を動き回るキャラクターにタッチするとアクションをしてくれるという驚きの仕掛けもあってすっごく面白い! 無駄にいろいろなところをタッチしちゃうな、これは。

きらきらエフェクト
その他、pixivを擬人化したキャラクター「ピクシブたん」4種と社員犬チョビをDMMの3Dプリンターでフィギュア化し、絵の具を使って色を塗る体験ができるコーナーや、話題になっている「飲めるコピック」や、投稿されたイラストをもとに誕生したオリジナルフード&ドリンクを提供する「お絵かき処 ピクシブ食堂」など、来場者を飽きさせない企画が目白押しです。ただイラストを観賞するだけでなく、最先端のテクノロジーを体験できるイベントとなっています。週末にはワークショップなども開催予定です。

「ピクシブ食堂」の机は直接絵を描くことができちゃいます
もっと楽しく、もっと面白く、もっと自由でええじゃないか!
取材した24日の「pixiv祭」オープニングセレモニーではpixivと連動し、月1回フジテレビで生放送されている絵師オーディション番組「いらこん」のMCをつとめる小島瑠璃子さんが巫女姿で登場。お祭りの見どころをパネルを使って説明したり、「ピクシブ食堂」で提供されているメニューの試食などを行いました。「“背景・風景”っていうコーナーに目を奪われてしまいまして、本当に1つ1つの作品が細かいんです!」「このpixiv祭りでお絵かきを五感で楽しんでください!」とイベントの魅力をアピール。そう! 五感で楽しめるのがこのイベントの醍醐味なのです!!
ちなみにこじるり画伯の作品も展示されているので、ファンの方は要チェックです。画伯の本気を見よ!

巫女姿のこじるりかわいいぃぃぃい!

「ピクシブ食堂」の珍メニュー「イチゴかけご飯(700円)」を試食。「イチゴの酸味と赤いソースにこくがあるのでご飯と合うんですけど……味覚が混乱してます(笑)」

「pixiv祭」にキャッチフレーズをつけるならば「五感でGO!」、だそうです
会員数1000万人以上、月間38億PV(ページビュー)をほこる世界最大級のイラストコミュニケーションサービスを地上に再現したこの「pixiv祭」。観賞するだけでなく、多彩なインスタレーションを体験できるこのイベントを通して、「お祭り」という大きなキャンバスを参加者1人1人の創造力で鮮やかに染め上げていく面白さを味わうことができました。“お絵かき”は、もっと楽しくて、もっと面白くて、もっと自由でいいんだ!! いよいよ明日25日、開幕です。

「pixiv祭」のメインビジュアルはお絵かきの祭に誘う女神と、それに導かれる人々。お絵かきは、自由だ!
「pixiv祭」
会期:2014年10月25日〜11月24日
時間:午前10時〜午後11時(最終入場午後10時30分)
会場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー回廊内
チケット:【当日券】一般:1500円 学生(高・大学生):1000円 子供:500円(すべて税込)
(高城歩)
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