東京・六本木の国立新美術館を中心に開催されている「第18回文化庁メディア芸術祭」で、スライムを用いた不思議な楽器が展示されています。ブルーライトに照らされ、青白く光る流動体が上からとろ〜んと……どうなってるの?
この楽器「Slime Synthesizer」は、片方の手に専用の装置をはめ、もう片方の手でスライムを触って演奏するというもの。スライムの上部を触ると低音が、下部を触ると高温が鳴るという仕組みです。
自分を媒介して音が出るという、このなんとも不思議なシンセサイザー。やわらかく、変形し、触れるとヒンヤリ冷たく、まるで生き物に触れているような感覚になります。
ほかにも、ヘルメットの中で外部の映像が流れ自分がゲームの世界に入ってしまったかのような感覚を体験できる作品「3RD」や指先にICチップやマイクが搭載された3万円以下で作れるというデザイン性に優れた筋電義手「handiii」などが展示されています。
(C)Monobanda PLAY / DUS architects
(C)2014 exiii Inc.
開催期間は2月4〜15日まで。無料で最先端の芸術に触れ合うことができます。
(太田智美)
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