人気RPG「ファイナルファンタジー(FF)」シリーズの生みの親である坂口博信さんが、ゲームクリエイターのカンファレンスGDC2015で生涯功労賞を受賞。これを記念して「実は坂口さんはFFシリーズをずっと嫌々作り続けていた」という設定のコメディ動画が、まさかの本人出演で制作されました。
倒産寸前のスクウェアが、最後の望みとして世に送り出したタイトルが「ファイナルファンタジー」だというのは有名な話。ですが、実はこのとき坂口さんが考えていたのは「このゲームを作り終えたら本当の夢であるヒップホップの道に進める」ということだった、という設定のストーリーです。

坂口さん本人出演による「嘘自伝」動画
坂口さんの本当の夢とは裏腹に「ファイナルファンタジー」は大ヒット。会社に言われるがまま「もう1作だけ……」と続編を制作していくうちに、どんどん人気シリーズに成長していってしまいます。早くヒップホップがやりたくてしょうがない坂口さんは「主人公の名前をバッツ(英語で『尻』の意味)にしちゃおう」「もう魔法やめて機械出してやる!」「もう世界は終わりだ……超暗い展開の話にしよう……」などと次第にやけくそになっていきますが、どれもこれも大ヒット作品に。

早くヒップホップがやりたくてRPGの常識を破壊するやけくそ設定を盛り込みまくる坂口さん

「あの斬新なアイデア最高! めちゃくちゃ売れたぜ! 次も頼むな」
ついには映画版「ファイナルファンタジー」を作ることになった坂口さん。しかし、この映画が興行的に大失敗をしてしまい、会社は盛大に手のひらを返して「クビです」と言い渡します。本来なら怒り出しそうなところですが、ようやく夢に向かって走り出せると坂口さんは大喜び。サングラス姿でストリートに飛び出していく坂口さんを、本人がノリノリで熱演しています。

ギャングスタラッパー・SAKAGUCHI爆誕
FFシリーズの大ヒットから坂口さんのスクウェア退社までをコミカルに描いたこの動画。もちろんフィクションとしての裏話なのですが、坂口さんは学生時代ミュージシャンを目指していたというエピソードもあり、微妙に現実ともリンクしていることがこの熱演につながっているのかもしれません。
(たろちん)
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