物議を醸していた富士山のライトアップ計画について、提唱していたベンチャー企業パイフォトニクスが中止を表明した。

パイフォトニクスのコメント

 富士山を山頂付近を裾野から遠隔照明システムで照らすというプロジェクトだったが、自然環境や生態系への影響を懸念する人々から反対の声が上がっていた(関連記事)。

 同社は計画を始めたきっかけについて、「富士山の世界遺産登録や東京オリンピック招致の話があり、弊社のホロライトで富士山をライトアップしたら日本が元気になるねと言われたことがありました」と説明。しかし反対意見が多く寄せられたことから「皆さんに喜んでいただくために始めたことなので、反対される方がいる中で、無理に実行するつもりはありません」としている。