2015/11/09 23:00（公開） 
毎年恒例、泣けるCMシリーズがやってきた。
イギリスの百貨店チェーン「ジョン・ルイス」が毎年恒例のクリスマスCMを公開しました。今年は月に住むおじいさんと少女の交流を描きます。
クリスマスを控えたとある夜更け、主人公の少女リリーちゃんが天体望遠鏡をのぞきこむと、月のクレーターの中に小さなおうちが。もっと拡大してみると、おじいさんが住んでいることが分かります。この驚くべき発見に喜び、月に向かって手をぶんぶんと振るリリーちゃんですが、当然おじいさんの元には届きません。
望遠鏡をのぞきこみ、天体観測をする少女
月には孤独なおじいさんが
寂しげなおじいさんの様子に気が付いた少女は「ここにいるよ」と伝えるために手紙を書き、はしごに登って月に手を伸ばしたり、矢に手紙をつけて飛ばしたりと試行錯誤。しかしながら全て失敗に終わってしまいます。
お手紙を書いたよ！
おじいさんには届きません……
そして、いよいよクリスマス。大切な家族と一緒に楽しい時間を過ごすリリーちゃんに対し、ひとりぼっちのクリスマスを過ごすおじいさん。そんな時、なんと地球からクリスマスプレゼントが……！
少女は家族と楽しいクリスマス
対比が悲しみを誘います
そんなおじいさんの元にクリスマスプレゼントが！
箱の中に入っていた望遠鏡をのぞくと、窓から笑顔で手を振る少女の姿。それをようやく見つけたおじいさん。月と地球が確かにつながった瞬間です。
私はここにいるんだよ
おじいさんの目に浮かぶ涙
ファンタジーすぎるという意見も見受けられますが、「どこに居ても決して孤独ではない、かならずあなたを想う誰かがいる」というメッセージに心がじんわりと温まるCMです。
（高城歩）
