リアルなプーチンと金正恩の陶器の頭に穴を開けてスピーカーを埋め込んだ「Sound of Power」が、大変芸術的ながらも一目で「やべぇ」と感じさせる出来となっていました。なにが「やべぇ」のかは、そのコンセプトとデザインからお察しいただけるかと思います。


SOP
「やべぇ」(画像は公式サイトより)

 なぜよりにもよって、この一番恐ろしい2人なのでしょうか。家に置いてたら怖い人が押し入ってきて、「次はお前がスピーカーになる番だ」とかならない? 大丈夫? スピーカー部分のために頭がスパーンと切れたデザインも、不安を増長させます。

 商品名は、金正恩型が「キムサンシャイン」で、キャッチコピーは「キムの歌声は、鳥の歌のように」。プーチン型が「聖ウラジミール」で、キャッチコピーは「ウラジミール・プーチン至上“最高の聴き心地”がここに」。プーチン至上“2番目の聴き心地”もあったのでしょうか。


キムサンシャイン
キムサンシャイン(画像は公式サイトより)


聖ウラジミール
聖ウラジミール(画像は公式サイトより)


スピーカー
スピーカー部分(画像は公式サイトより)

 価格は1つ1111ユーロ(約15万円)。スピーカーとしてはそこそこのお値段といったところですが、デザイン分の料金も多分に含まれていると思われます。また、キムサンシャインの製造番号No.1とNo.100は、オークションを実施中(聖ウラジミールのオークションはすでに終了)。

 世界を動かす人物で聴く音楽は、一体どのような気分にさせてくれるのでしょうか。権力に屈しないタイプの方は、ぜひどうぞ。