コンピューターのセキュリティーソフトなどを販売するアークンは12日、同社のバックアップサーバへ不正にアクセスされ、金銭を支払わなければ入手したデータを公開すると恐喝されたと報告した。

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 恐喝を受け同社が調査した結果、不正アクセスされた痕跡を確認。3859社の顧客企業の情報が盗まれた可能性があるとして警察へ相談。外部の専門機関の協力のもと再発防止に向けた対応を行うとしている。

 不正アクセスを受けたシステムについては、侵入原因および被害範囲の調査を行っており、他のシステムに関してもセキュリティ対策と監視を強化した上で、不正アクセスの痕跡がないか調査している。

 今回の窃取とは別に、3社の顧客アカウントへの不正アクセスの痕跡も確認しており、対象社には謝罪とともに、お詫び品とし500円のクオカードを送付したとのこと。

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