流行語大賞の候補にノミネートされたほど話題となった「おにぎらず」。この画期的なクッキング法に次ぐ、新たなアイデアとして、「スティックおにぎり」と「にぎら寿司」がネットで話題になっている。どんな作り方をするのだろうか。調べて作ってみることにした。
まずは「スティックおにぎり」。このアイデアの素晴らしいところは、1個のおにぎりに対し具を複数使えるところ。さらに、これまでは「具として中に入れるなんて……」というタブー感のあったベーコンなんかも活用できるところ。ということで、今回はベーコンを使ったスティックおにぎりに挑戦。

最初にベーコンを軽く焼く。焼き色が少しつく程度でOK。「カリカリが好きだから」と焼きすぎると、後々ごはんに巻けなくなってしまうのでご注意を。

さあ、その次はごはんの登場。ラップを使ってスティック状になるように包み、この上にお好みの具材を乗せるのがスティックおにぎりの特徴。ピザの“ハーフ&ハーフ”のように、むかって右側と左側の具を変えれば、1本でいろんな味のハーモニーが楽しめるというのもいい。今回は3等分した大葉、その上に軽く焼いたベーコン、彩りにかいわれ大根と3等分したプチトマトをちょいと乗せる。


全部のせたらその上から、焼肉のたれと粒マスタードを混ぜたものをサッとかける。「これでもか!」というほどかけてしまうと、ごはんがつゆを吸ってぐちゃぐちゃになってしまうので様子をみながら。ティースプーン1杯ぐらいがちょうどいいかもしれない。

これでラップで包めば完成! 見た目も可愛く“デキル感”たっぷりのスティックおにぎり。お子さんの遠足のおともに、家庭的アピール弁当に、自分へのご褒美弁当になど、さまざまなシーンで活躍すること間違いなし!

続いては「にぎら寿司」。正確には“にぎらないにぎり寿司”のことである。

広げたラップの上に、のりを1枚置く。その上に酢飯100グラム乗せるのだが、ポイントは「中央に長方形になるように」。端っこの部分にも均等にごはんを整えるようにする。

ごはんをしっかり乗せたら、焼きのりをラップごと持ち上げ下側を巻く。

同様の手順で、上側の焼きのりもラップごと持ち上げごはんに巻いたら、これを8等分にする。

こののり巻きチックなものが“シャリ”。この上にわさびをちょんと付け、お好みで大葉なんかも入れたりしてお好みのネタを乗せる。これで一丁あがり。「のりがにぎり寿司感を邪魔するんじゃないか」と思ったが、食べてみると案外気にならなかった。

自宅でにぎり寿司を堪能できる、にぎら寿司。ぜひチャレンジを。
(LOCOMO&COMO/浅井由起子)
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