
江戸時代に17年かけて全国を測量し、日本最初の実測地図を完成させた伊能忠敬を支援した約1万2000人の名前が伊能忠敬研究会によりデータベース化され公開された。支援者の子孫が保存・伝承している未公開史料発掘とともに、顕彰を進め交流の場とするのが狙い。
伊能忠敬(1745年〜1818年)は1800年から1816年に北海道から九州を歩き測量している。その際に全国各地で測量に協力したと思われる宿の提供者や案内人など、測量日記28巻に記載されていた人名を都道府県別、市町村別に日にちを追ってデータベースに表示した。

研究会では「測量は幕府の理解、受入れた諸藩、町村の膨大な協力により完成されたものであって伊能隊のみの成果ではない」として、没後200年に当たる2018年秋に関係者の子孫らの交流顕彰発表会を行うとしている。

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