海外のYouTuberが、「ドロドロに溶かした超高温の銅をビッグマックにぶっかける」という謎の実験を公開し、500万を超える再生回数を叩きだしています。

なぜビッグマックにかけようと思うのか

 ビッグマックにぶっかけられているのは、ドロドロに溶けた銅。銅が溶け出す温度は1085度と言われていますが、ビッグマックの運命やいかに……。


ビッグマックVSドロドロに溶けた銅

まずはビッグマックを準備。


ビッグマックVSドロドロに溶けた銅

続いて銅。世紀の対決に向けて炉の中で熱く、たぎっている


ビッグマックVSドロドロに溶けた銅

ついにゴング……! 果たしてビッグマックの運命は……


ビッグマックVSドロドロに溶けた銅

炎を上げるビッグマック。やはり一瞬で溶けてなくなるのか……


ビッグマックVSドロドロに溶けた銅

あれ? バンズは焦げてるけど、原型を留めてる……? パティにも銅をドーン


ビッグマックVSドロドロに溶けた銅

ウェルダン風の焼き加減になったものの、その下のレタスはまさかの無傷


 一瞬でビッグマックが溶けることなく、銅がすべるように流れたのは「ライデンフロスト効果」が発生したからだと考えられます。

 「ライデンフロスト効果」とは、対する金属の温度が高温すぎる場合、瞬時に蒸発した水分が水蒸気状の膜を作って、熱を遮断する効果を指します。つまり、ビッグマックと銅との間に水蒸気が発生したため、直接ビッグマックに銅が密着できず、滑り落ちたのです。

 この現象は、実は身近なもので、アツアツのフライパンに水滴を垂らした際に、水の粒がフライパンの中で踊る状態も「ライデンフロスト効果」です。


ビッグマックVSドロドロに溶けた銅

よし、こうなったらバラして、溶けた銅だまりの上で焼いちゃえ


ビッグマックVSドロドロに溶けた銅

ジュージュー音を立てて焦げていく、“ビッグマックだったもの”


ビッグマックVSドロドロに溶けた銅

バンズは炭化して石のような状態。チーズはまさかのほぼ無事……!


ビッグマックVSドロドロに溶けた銅

ここから、水をぶっかけて一気に冷却(水蒸気の上がり方が尋常じゃない)


ビッグマックVSドロドロに溶けた銅

完全に冷却されると、カラフルなドーナツ状に……ビッグマック銅ナツ、爆誕!


ビッグマックVSドロドロに溶けた銅

重量は、3ポンド14オンス(約1750グラム)


 動画には「食べ物を粗末にするな」という意見から「温め直し方がまるでゴッド・オブ・ウォー(ゲーム)のようだ」、「マックシェイクでも見てみたい」など賛否さまざまな意見が寄せられています。

 投稿者は、YouTubeにTito4reというチャンネルを開設しており、ビッグマックのほかにもコカ・コーラ缶からナイキのスニーカー、ココナッツまで、とにかく溶けた銅をぶっかけまくっています。


ココナッツVSドロドロに溶けた銅

ココナッツもまさか、銅を流し込まれるとは思っていなかったはず


 これからも、色々なものが銅のエジキになってしまうのでしょうか。なんだかついついチェックしてしまいそうです。


(Kikka)