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当たり前の風景になって見過ごしがちの「ごみ収集車」とその仕事ぶり。普段は、ごみ収集作業の現場に立ち会わなければ見ることができませんが、自治体によっては公園などに呼んで、その作業の様子をじっくり見せてもらうことが可能なんだとか。
先日、息子のために東京都中野区役所に依頼し、地域住民向けイベントという形でごみ収集車を派遣してもらったというツイートが話題になりました。

公園にごみ収集車。子どもたちも楽しそう(写真提供:忍たまベルク郎さん)
投稿者は、ごみ収集車が大好きな2歳の子どもを持つ忍たまベルク郎さん(@bellkuro)。イベントでは同車両の説明、写真撮影に加え、ごみの収集やごみを車体から排出する動作などを実演してもらったそう。

排出のときは、ガバッと豪快に開きます(写真提供:忍たまベルク郎さん)
この取り組みについて、中野区役所に話を伺うと、「ごみゼロ推進分野」の業務の一環として無料で依頼に応じ、出張という形で行っているとのこと。主にごみに関する約10分間の講座、おむつや貝殻などの捨て方に悩むものを使ったごみ分別クイズなどを実施します。内容、日時、開催場所は依頼者と相談しながら決めており、要望によってはごみ収集車を手配し、会場に呼ぶことも可能。ただし、住民側で車両が入れる公園などを確保する必要が(今回は住民側が公園の候補地を挙げ、区で清掃車が入れるかなどの確認と確保しました)。依頼者は町会などが多く、2015年度には約20件開催したそうです。ちなみに約20件のうち、実際にごみ収集車が出動したのは1件のみと確かに珍しい事例のようです。
他の地域の場合でも、このようなイベントは行っているのでしょうか。東京都豊島区、新宿区の両自治体ともに、小学校などの環境学習の一環として、仕組みが分かるように側面が透けている特殊なごみ収集車(カッティングカー)を派遣する取り組みを行っており、地域住民向けのごみに関する啓蒙イベントも無料で開催しているとのこと。しかし、そのイベントで「(実際に使われている)ごみ収集車を呼ぶことはない」と回答。新宿清掃事務所によると、車両を動かす際に安全を確保できるだけの空間と人員を用意するのが困難であり、またそもそもそのような依頼自体が無いんだとか。ちなみに、世田谷区でも同様の施策を行っているようです。
住民にごみについて関心を持ってもらうための取り組みは、多くの自治体で行われていますが、諸事情により地域住民向けのイベントではごみ収集車の手配が難しいこともあるようです。実際にごみ収集車を派遣してもらえるかどうか、自分の自治体に問い合わせしてみてはいかがでしょうか。なお、自治体職員を派遣し、事業などの解説を行う取り組みは「出前講座」と呼ばれています。対応部署を検索するときには、「ごみ 出前講座」などのフレーズが使えそうです。

側面の透けたカッティングカー。新宿区のWebサイトより
(マッハ・キショ松)
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