卵が外敵に食べられそうになると、幼生が最短6秒で生まれて逃げます。
中央アメリカで見られるアカメアマガエル。その幼生は、ヘビなどに食べられそうになるなど危機が迫ると数秒でふ化して逃げることが分かっています。その仕組みをボストン大学の研究者Karen Warkentinさんが明らかにしました。

ほとんどのカエルの幼生は、頭部のふ化腺から酵素を出し、卵を包む膜をゆっくりと分解するためふ化に数時間かかります。しかしアカメアマガエルはヘビやハチなど外敵が襲ってきた振動を感じると最短6秒ほどでふ化します。


アカメアマガエルの幼生はふ化腺が鼻先の部分に集中しており、高速で酵素を出して膜に小さな穴を開けて逃げることが、高速カメラなどを使った研究で明らかになりました。通常より早くふ化することにもリスクはあるでしょうが、卵のまま食べられてしまうという差し迫った危険から逃れることはできます。

研究者によると、このように状況に応じてふ化する手法は魚や鳥などほかの種類の動物にも有効という証拠があるそう。今回の研究結果はJournal of Experimental Biologyに掲載されています。