「ポケモンGO」開発元のナイアンティックCEO、ジョン・ハンケ氏が、「POKEVISION」をはじめとするポケモン探索ツールに対して公式見解を公表。「楽しくないし好きではない」と不快感をあらわにし、今後のサードパーティ製ツールへの対策を示唆しました。発言の概要は、Yahoo!FINANCEが伝えています。

ジョン・ハンケ氏はツールの制作者を指して、「彼らは(ツールにより)ゲームの楽しみを損なうことで、自身を傷つけている」と述べています。そして各種ツールがポケモンGOのデータをシステムから取得していることは、規約違反だと明言。将来的にツールが動作しなくなることを示唆しました。
一連の発言が公開された翌日の7月31日、POKEVISIONは機能を停止しました(関連記事)。同日に施された「ポケモンGO」のアップデートの影響と推測する声もありましたが、ジョン・ハンケ氏の意向を考えると、何らかの対策がシステムに施されたのかもしれません。

ポケモン探索ツールには「PokemonGO リアルタイムMAP」や「P-GO SEARCH」などもあり、こちらはPOKEVISIONほどの機能はないものの、現在も稼働しています。とはいえ開発元が探索ツールを否定している以上、対策が施される可能性は十分ありえます。今後はツール側と、ナイアンティックによる規制のいたちごっこが続きそうです。


(沓澤真二)
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