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現在大ヒットを記録している映画「シン・ゴジラ」。劇中に登場する「オペレーションルーム」について、政治家の河野太郎さんが「撮影などにお貸ししています。お値段は結構お安くなっております」とツイートしています。このオペレーションルームの貸し出し料金は実際いくらなのか、内閣府防災に問い合わせてみました。
借りるしかない
シン・ゴジラ劇中に登場するオペレーションルームは、有明にある東京臨海広域防災公園のもの。この公園は首都直下地震等の大規模な災害発生時に「災害現地対策本部」を設置することを想定した防災拠点施設で、実際に対策本部が置かれるオペレーションルームには、通常は中に入ることができないもよう。広い部屋の中に巨大なモニターが配置されたこの部屋は、劇中でも特に印象に残る場所でした。

通常は見学しかできないらしい(東京臨海広域防災公園サイトより)
内閣府防災の担当者によると、シン・ゴジラの撮影では同公園のオペレーションルームと会議室を2日間貸し出し、その料金はあわせてなんと10万円ほど。オペレーションルーム単体でも約6万円という破格の値段での貸し出しだったそうです。この金額について担当者は「ほとんど貸し出すことがないため具体的な金額は決まっていないが、周辺施設の会議室の貸し出し料金を参考に決定した」とのこと。マジかよ借りたい。

これが2日間で6万円……?
ただし、この貸し出しの条件について「本来は災害対応の施設。そこから逸脱しない撮影内容だったため貸し出すことになった。映画の内容自体も国の緊急時のものを扱っており、オペレーションルームの使用も本来の使い方と一致していた」と説明。また、「シン・ゴジラは自衛隊や海上保安庁などの協力があったことも貸し出しできた一因ではないか」と語っており、撮影時に地震が発生した場合についても「地震があったら即座にオペレーションルームから退出するよう徹底させた」と明かしています。やはり簡単には借りられないのか……。
3万円とはいえ、簡単ではないようです
オペレーションルームを借りるには、災害対応に関する内容で、有事の際にも対応でき、自衛隊や海上保安庁の協力を得られているなどの条件があるのかもしれません。
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